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バロックの光と闇 講談社学術文庫
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バロックの光と闇 講談社学術文庫

高階秀爾(著者)

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バロックの光と闇 講談社学術文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2017/11/11
JAN 9784062924641

バロックの光と闇

¥825

商品レビュー

4.8

6件のお客様レビュー

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2024/08/22

この本ではダ・ヴィンチやミケランジェロ、ラファエロなどのルネッサンス全盛期の芸術とバロックは何が違うのか、どのようにしてバロックの技術が生まれてきたのかということがわかりやすく説かれます。 特に、この作品におけるベルニーニの解説はまさに珠玉です。これを読めばベルニーニ巡礼をした...

この本ではダ・ヴィンチやミケランジェロ、ラファエロなどのルネッサンス全盛期の芸術とバロックは何が違うのか、どのようにしてバロックの技術が生まれてきたのかということがわかりやすく説かれます。 特に、この作品におけるベルニーニの解説はまさに珠玉です。これを読めばベルニーニ巡礼をしたくなること間違いなしです。 バロック芸術そのものだけではなく、その時代背景まで知れるこの作品はぜひぜひおすすめしたい逸品です。ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

Posted by ブクログ

2023/08/05

バロックの華々しい宮廷文化を創出したのは太陽王ルイ14世です。代表作はヴェルサイユ宮殿ですね。そして、ロココが生まれたのはルイ15世の時代、作品はマリーアントワネットが好んだプティ・トリアノンでしょう。 私が惹き寄せられてやまないのは、バロックが終焉しロココの扉を開く架け橋のよう...

バロックの華々しい宮廷文化を創出したのは太陽王ルイ14世です。代表作はヴェルサイユ宮殿ですね。そして、ロココが生まれたのはルイ15世の時代、作品はマリーアントワネットが好んだプティ・トリアノンでしょう。 私が惹き寄せられてやまないのは、バロックが終焉しロココの扉を開く架け橋のようなときに、ヴァトーが描いた「シテール島への巡礼」です。そこには愛の成就とともに愛の終焉を同一作品に描き込まれていて、その時代精神が「源氏物語」と共振するように思えるからです。 バロックを時代概念で捉えるのではなく、様式概念で捉えるならば、本朝の桃山文化はまさにバロックであり、寛永文化はロココでしょう。そこには共通する時代精神が流れています。高階さんはバロックの永遠性を見出されたが、洋の東西を問わない普遍性もあるのではないでしょうか。

Posted by ブクログ

2020/03/06

バロック絵画は、作品のインパクトが強くて、「すごい!」とか「ああ、こういう場面ね」「うっとり・・・」とか、実物を見てわかった気になって満足してしまいがちで、それ以上深く考えなかったりしてしまいがちだったのだけれど、これを読んでずいぶん眼力が上がったように感じました。絵画彫刻だけじ...

バロック絵画は、作品のインパクトが強くて、「すごい!」とか「ああ、こういう場面ね」「うっとり・・・」とか、実物を見てわかった気になって満足してしまいがちで、それ以上深く考えなかったりしてしまいがちだったのだけれど、これを読んでずいぶん眼力が上がったように感じました。絵画彫刻だけじゃなくて、建築やそのほかいろいろ幅広いです。著者の教養には、いつも驚いてます。すてきです。

Posted by ブクログ

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