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魔導の矜持 創元推理文庫
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魔導の矜持 創元推理文庫

佐藤さくら(著者)

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魔導の矜持 創元推理文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2017/11/11
JAN 9784488537043

魔導の矜持

¥440

商品レビュー

4.5

6件のお客様レビュー

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2021/07/09

図書館で。 ぱらぱら~っと。差別とか戦争とか、そういう背景の割になんだか登場人物たちの言動が軽いというか。別にそんな重苦しい話がファンタジーで読みたいわけではないので良いと言えばよいのでしょうが。

Posted by ブクログ

2019/09/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シリーズ通して登場人物たちの成長を描く物語だけど、2作め以降は社会の中の差別の有り様を描いた物語だなと思う。 1作めは差別を受ける当事者、2作めは被差別社の身内でありながら直視を避けていた人物、3作めにして差別意識をしっかり抱え差別する側として生きてきた人物の視点と成長が描かれる。それから1作めで権利を得ようと力を用いて戦った世界のその後の様子も。 社会を取り巻く差別の構造は、現実社会と重なる部分が多い。 1作めの師弟が変わらず仲睦まじいのはもちろんのこと、元エヴァン小隊の面々の絆が描かれるのも嬉しい。というかゼクスがこのタイミングまでなんの報せも出していないことに驚いた。 内乱で目覚ましい成長を見せたダーニャはもはやアスターのパートナーを通り越してお母さんで、頼もしさったらない。アスターに対する「今頃気づいたの?」のシーンと、デュナンに語った「なんだかんだ言いながら生きていくしかない」の台詞は作中特に印象深く好きなところ。 アスターとゼクス、かつての親友同士はお互い悩みや相手の力になれない不甲斐なさを感じていたりしつつ、今はそれぞれ別の道を歩んでいて、身近に支えてくれる存在もあって、直接的に道は交わらないながらも互いに己には出来ないことを託し合ってまたそれぞれの道を歩んでいく。そうして別々の位置から世界の潮流を生み出していく。という展開。この先この世界がどう変わっていくのか見守りたい。 ところで話の主題だった幼い魔導師見習いたちを守り安全なところまで送り届ける流れに関しては、ひととしてそうせざるを得ない、そうするべきだろうとは理解しつつ正直目の前の子供たちだけ救ったところでなにも変わらないよなあと思いながら読んでいた。なのでノエとガンドの決意には驚いた。この世界にはそういった役割の人間が必要だよなとは感じつつ、この二人が自らその道を選ぶとは。 また、2巻でもちらりとその前兆があったけれど、今作ではリーンベルやサイが魔導の力を持ちつつ魔導師の訓練は受けず別の生き方を選んだこととか、デュナンの力の使い方とか、これまで魔導はあくまで戦う技術であったという世界の固定観念を崩してきているのが面白い。ゆっくりとだけど着実にこの世界は変わりつつある。ひとの成長だけでなく社会の成長も描く物語になっている。最終巻でどんな道に進んでいくのかこの先も見守りたい。 ところでアニエスは相変わらず格好良いし女王カンネは一層チャーミングだし前作でじわじわきたシュゼとイングヴェイの信頼関係はスパイスのように効いてくるしで今作のメインではない登場人物たちも大変魅力的に描かれているのもとても良かった。好き。

Posted by ブクログ

2018/05/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

落ちこぼれの魔導士デュナン、廃嫡された貴族ノエ、戦争のトラウマを持つガンド、物語が進むに連れてそれぞれが成長していく姿に目を離せなかった。 理想論だけど、ノエとガンドが魔導士であるデュナンを信じ、助けようとしたように固定概念にとらわれず1人1人を見つめられたら戦争は起きないと思う。 まだ物語は続くみたいなので最後に彼らが決断したことがどのように影響を与えるのか見てみたい。

Posted by ブクログ

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