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鏡の背面 人間的認識の自然誌的考察 ちくま学芸文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2017/11/09 |
| JAN | 9784480098320 |
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鏡の背面
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> 《知識の対象と知識の道具は、当然ながら分離されるはずはなく、一つの全体としてともに取りあげられねばならない》...現実の世界を認識するはたらきをもつ生理的装置は、現実の世界に劣らず現実的なものである。この本はこの鏡の背面を扱うものである。(認識論的前置き) コンラート...
> 《知識の対象と知識の道具は、当然ながら分離されるはずはなく、一つの全体としてともに取りあげられねばならない》...現実の世界を認識するはたらきをもつ生理的装置は、現実の世界に劣らず現実的なものである。この本はこの鏡の背面を扱うものである。(認識論的前置き) コンラート・ローレンツが科学的な論理展開を誰よりも重視していることがわかる。『攻撃』などの著作が本書のような観点に基づいて書かれていることを踏まえると感慨深い。名著。 ローレンツは自らの立場を明らかにし、特定の視点に固執する主義を否定する。 > 科学者は分析的研究を行なうにさいして次のことを忘れてはならないのだ。すなわち、全体システムの特性と法則は、そのサブシステムの特性と法則についてと同様に、いつでも一段低い段階の統合水準にあるサブシステムの特性と法則から解釈されなければならない...高い統合水準をもつシステムは低い統合水準をもつシステムから推論されえない、後者がいかに精密に知られようとも(第二章 新たなシステム特性の生成) > 機械論主義とか生物学主義とか心理主義などのすべての《主義》とは、上位の層の特徴をなしているところの上位の層に独特の過程と法則とを、傲慢にも、下位のものの現象カテゴリーで把握しようとする態度であるが、これはけっしてうまくいかない。(第三章 現実的存在の諸層) 行動主義による学習の説明は、ひとつの特殊な例であるとする。 > 成功による学習の認識的はたらき(強化による条件づけ)にあてはまるのは、特殊なし方によってである。この最高かつ最重要な学習形式が発生するためには、欲求行動、生得的解発メカニズム、目的像を結ぶ最終状況から成る、十全に機能しうるシステムがあらかじめ存在しなければならなかった。(第四章 短期の情報獲得の諸過程) > 開かれたプログラムは、環境世界についての(ゲノムには含まれていない)情報を、たんに獲得するだけではなく貯蔵することもできる認識的メカニズムである。いいかえれば、開かれたプログラムが与える可能性のなかでの最適の可能性の、個体発生における実現は、適応過程である。(第五章 行動のテレオノミー的変異(報酬による学習=強化による条件づけは除く)) > 行動主義という心理主義の人々は、彼らの研究を、成果による学習─強化による条件づけ─こそ学習の唯一の形式であり、動物および人間の全行動のなかのまさに研究に値する唯一の過程であるとする過程の上に構築しているが、私は、学習過程とはそのような一般的なものではなく特殊なものであると思う。(第五章 行動のテレオノミー的変異(報酬による学習=強化による条件づけは除く)) 認識的なはたらきは、行動やことばを介した、知能の表象の分析を通じて記述される。 > 《洞察に富む》行動という概念と《知能》という概念とは密接に結びついている。洞察に富む行動をするという高度に発達した能力をもつ動物は、知能があると見なされる。...ことばはすべての目に見えない状態を空間的なものに翻訳する。...ことばは外的な意思疎通の手段であるだけではなく、理性そのものの本質的構成要素である。(第七章 概念的思考の基礎) > 新たな《発明》は、ただ欲求行動を、その目的が衝動充足的な特定の最終行為の解発状況ではなく、学習状況それ自体であるようなふうに一般化することのなかにあるのだ。...質的な新しさは、動機づけを与えるのが最終行為の完遂ではなくて学習過程そのものであるということのなかにある。...《人間は遊んでいるところでのみ完全に人間である》(第七章 概念的思考の基礎) 本書の目的のひとつは、文化の病理を明らかにし、警鐘を鳴らすことにあった。終盤では、文化、個人、集団、集団間の関係性について述べられる。 > 諸文化の境界はあいまいになって消滅し、全世界の民族的集団がたった一つの、全人類を包括する文化のなかへ溶けこんでいこうとしている。この現象は、諸国民の相互の憎しみを弱めることに寄与するので、最初の一瞥では望ましいものに見えるかもしれない。しかしながらそれと同時に、諸民族の平均化はもう一つの壊滅的な結果を孕んでいる。...人類が諸文化間で行われる競合のおかげをこうむっていることの決算の不足分を、憎悪と戦争が埋める。(第九章 生きたシステムとしての文化) > 探索と遊びへの人間の欲求は他の高等動物とは違って性的に成熟したあとでもなくならないが、これは、人間という種の特徴を表わす特殊性である。(第十一章 文化的不変性を解体しようとするいろいろなはたらき)
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