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迷い家
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2017/11/09 |
JAN | 9784041061602 |
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迷い家
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商品レビュー
3.5
12件のお客様レビュー
遠野物語などの民話をベースに突如山のなかに現れた古い屋敷のなかをアイテムを集めつつ状況を打開していく、という紹介文(角川ホラー文庫30周年記念の公式HP記事より)を見て読みたくなった こういうRPG的な仕掛けで話が展開していくホラーも好き。遠野物語や民話がベースになっているので耳...
遠野物語などの民話をベースに突如山のなかに現れた古い屋敷のなかをアイテムを集めつつ状況を打開していく、という紹介文(角川ホラー文庫30周年記念の公式HP記事より)を見て読みたくなった こういうRPG的な仕掛けで話が展開していくホラーも好き。遠野物語や民話がベースになっているので耳馴染みのある妖怪の名前が出てきたりしていておもしろかった 描写次第で絵本とかで見たおばけがこんなおどろおどろしい妖怪になるんか…と関心した。舞台はまさに戦時中で疎開先の山から話が展開していく 古めかしい漢字や言葉遣いも多かったのでそれに慣れていなければするする読めたとはならないかもしれない
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東京大空襲の後、冬野心造は妹の真那子と集団疎開で古森塚へやって来た。行方不明になった妹を探して山へ分け入ると大きな屋敷が現れる。 第24回日本ホラー小説大賞 優秀賞。 装画 蟲師の方ですね。 遠野物語のほか数々の民話伝承が入ってる。前半は賢い少年が道具の特性を即席で活用して、...
東京大空襲の後、冬野心造は妹の真那子と集団疎開で古森塚へやって来た。行方不明になった妹を探して山へ分け入ると大きな屋敷が現れる。 第24回日本ホラー小説大賞 優秀賞。 装画 蟲師の方ですね。 遠野物語のほか数々の民話伝承が入ってる。前半は賢い少年が道具の特性を即席で活用して、妖が巣くう屋敷を攻略していく冒険譚といったところ。 しっぺい太郎とのコンビがなんだかんだ良い。P194~195、悲しさ美しさ気高さが詰め込まれてる感じで、すごく好きなシーン。 後半は只々悲しかった。軍国教育をされた少年が両親を亡くしても弱音も吐けず、日本が勝つことだけを拠り所にしているような姿が辛い。まだ小学生の子供にこんな思いさせたくないなぁと戦争の卑劣さを感じる。
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日本ホラー小説大賞優秀賞受賞作。 昭和20年、疎開の地で山に迷い込んだ少年の前に現れた巨大な屋敷。一度迷い込めば出ることはかなわず、その中には無数の妖怪が跋扈する恐ろしいその屋敷の中で、数々の霊宝を使いこなし生き延びようとする少年の冒険譚……と思いきや、第二章からの展開には絶句す...
日本ホラー小説大賞優秀賞受賞作。 昭和20年、疎開の地で山に迷い込んだ少年の前に現れた巨大な屋敷。一度迷い込めば出ることはかなわず、その中には無数の妖怪が跋扈する恐ろしいその屋敷の中で、数々の霊宝を使いこなし生き延びようとする少年の冒険譚……と思いきや、第二章からの展開には絶句するばかり。さまざまな民話伝承がこれでもかというほどに詰め込まれた作品です。 数々の霊宝にまつわる来歴がとにかく楽しいです。知らないものもかなりありましたが、聞き覚えのあるものも多くて。妖怪は恐ろしいけれど、霊宝をうまく利用して立ち向かうシーンには大興奮。なるほど、そんな使い方をすればよいのか、とわくわくさせられてしまいました。そしてなんといってもしっぺい太郎が登場するとは! 子供の頃に昔話で読んだので、懐かしくなりました。 というわけで最初は心造に対してはひたすらに応援する気持ちしかなかったのだけれど、第二章からがなんともおぞましくつらいことに。心造って勇気はあるし、利発だし、しかしその利発さが救いようのない現実をきちんと見据えているからこそ不憫で仕方ないのですよ。「怖いものなんかみんな、みんな無くなってしまった」というセリフがあまりに悲しくて。そんな彼が純真さゆえにどんどん邪悪になっていくのがやりきれない……! この時代だからこその倫理観や価値観というものがひどく重くのしかかってくる気がしました。このような時代は二度と訪れないでほしいです。
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