1,800円以上の注文で送料無料

商品レビュー

4.4

99件のお客様レビュー

レビューを投稿

2026/07/02

『神様のカルテ』にまつわる人々の前日譚。 描かれるのは 医師国家試験直前の一止、辰也、千夏、 次郎ら仲間たちの友情。 本庄病院の内科部長・板垣(大狸)先生と敵対する事務長・金山の不思議な交流。 本庄病院で働くことになった研修医・一止の葛藤。 山岳写真家である一止の妻・榛名の信念...

『神様のカルテ』にまつわる人々の前日譚。 描かれるのは 医師国家試験直前の一止、辰也、千夏、 次郎ら仲間たちの友情。 本庄病院の内科部長・板垣(大狸)先生と敵対する事務長・金山の不思議な交流。 本庄病院で働くことになった研修医・一止の葛藤。 山岳写真家である一止の妻・榛名の信念。 人気シリーズとなった作品の前日譚は、ある程度お約束。しかし、1~3までを読んだファンにはタマラナイ内容だ。 このような前日譚を作ることは著者自らのアイデアとして湧いてくるのか?編集者サイドからの依頼(提案)なのか?ちょっと気になるところでもある。 そして、オーディブルに導かれるままに「新章」へ

Posted by ブクログ

2026/06/11

神様のカルテのスピンオフ作品。 一つひとつの作品は繋がってはいないが、シリーズを読んできた者にとってはたまらないプレゼントになる。 最後の「冬山記」がいい。それぞれの人がそれぞれの悲しみを抱えながら、悲しみに耐えて生きている。だから、人間は素晴らしい。

Posted by ブクログ

2026/05/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

4作品目もとても面白かった。 一止の学生時代や研修医時代の話が描かれていて、根本の部分は昔から変わらないけれど、周囲の人たちとの関わりの中で少しずつ成長していく姿が印象的だった。  特に、大先生や事務長、榛名さんたちがずっと温かく、本当に良い人たちばかりで読んでいて良い関係性だなと思った。 一止の変わらない良さに関しては、たとえ相手に嫌なことをされたり、自分と考え方が合わなかったとしても、必要な言葉だけを相手に伝え、自分の価値観を押し付けないところだと思う。相手を否定せずに向き合う姿勢を見て、「自分を持っている」というのはこういうことなのだと感じた。 今回読んでいて、一止が影響を受けすぎている夏目漱石も読んでみたくなった。 特に印象に残ったのは、2場面。 一つ目は「本が良い理由」の場面だった。 「ヒトは、一生のうちで一個の人生しか生きられない。しかし本は、また別の人生があることを我々に教えてくれる。たくさんの小説を読めばたくさんの人生を体験できる。そうするとたくさんの人の気持ちもわかるようになる」 「困っている人の話、怒っている人の話、悲しんでいる人の話、喜んでいる人の話、そういう話をいっぱい読む。すると、少しずつだが、そういう人々の気持ちがわかるようになる」 「“わかる”と良いことがあるのですか?」 「優しい人間になれる」 このやり取りがすごく良かった。本を読む意味をこんなふうに表現できるのが素敵だと思ったし、自分が読書を好きな理由にも近い気がした。 また、山で自殺しそうになっていた人への言葉も印象的だった。 「たまには、足滑らせて尾根道から落ちることだってあるさ。だけど落ちたあとに息があったんなら、しっかり体を起こして、崖っぷちに踏みとどまる努力をすべきなんだ。手袋取って煙草吸って、泣き言を並べる以外に、できることはいくらでもある。生きる理由なんてものは、しっかり生きてから考えればいいんだよ」 少し投げやりな口調だけど、その分まっすぐで、綺麗事ではない切実さがあって心に残った。 その後のハルの、 「大好きな場所を悲しい場所にしないで」 「帰る場所は自分で作る」 という言葉もすごく良かった。優しいだけではなく、ちゃんと前を向かせてくれる言葉だと思った。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品

履歴をすべて削除しました