日本皇統が創めたハプスブルク大公家 國體ネットワークから血液型分類を授かった陸軍特務 落合・吉薗秘史3

落合莞爾(著者)

• 販売会社／発売会社: 成甲書房
• 発売年月日: 2017/11/02
• JAN: 9784880863627

商品レビュー

2018/01/07

世界史・日本史の「常識」を崩壊させる破壊力

[Takashi]

文句なく★5の一冊。
ただし、それは自分の常識を疑える人にとってだけ。

１部と２部に分かれているが、個人的なオススメは２部を読んでから１部を読む方がいいのではないかと思う。

２部で日本の皇統譜の常識を崩壊させられ、なぜポッと出のハプスブルク家が長らく欧州に君臨できたか理解できるようになる。
そして、現代皇統の血統にも言及されているのが興味深い。
２部で関係を知って踏まえた上で１部を読むと、よりスムーズに１部の吉薗周蔵手記の出来事がわかりやすくなると思う。

１部は前巻と同様に、手記本文と現代訳というか落合意訳がついていてわかりやすい。

今上陛下もご覧になっている落合秘史シリーズ。
陛下がお認めになっている内容ということは、これこそが皇室秘事ということになるのだろうし、今や公開してよいというタイミングと考えられている、ということだろう。

「グローバリズム」というような経済の欲が詰まった軽薄は言葉でなく、古代より「ワンワールド」だったのだということを実感できるし、今のタイミングで皇室や海外の王室含めて「ワンワールド」が出てきている意味を考えていく必要があることをひしひしと感じる。

また、今回の吉薗周蔵手記の解読によって、日本医学界の欺瞞もわかってしまった。
教科書の常識、メディアが伝える常識、識者が伝える常識、各界が伝える常識など、様々な常識を信じて生きている己を省みて、日頃接する情報を精査せよ、というメッセージもあるように思う。

読後に、自分の日常が変わるような貴重な一冊。