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ポストキャピタリズム 資本主義以後の世界
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ポストキャピタリズム 資本主義以後の世界

ポール・メイソン(著者), 佐々とも(訳者)

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ポストキャピタリズム 資本主義以後の世界

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東洋経済新報社
発売年月日 2017/10/01
JAN 9784492315033

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ポストキャピタリズム

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2023/04/30

一応読破しましたが、最初から最後までほとんど感銘を受けませんでした。感情的な批判にならないよう、どこに問題を感じたかを記載します。 第一に、他の方も指摘しているように翻訳の質の低さ。第1部はまだ読みやすかったですが、第2部の6章くらいから最後までの翻訳の質は正直言って低いです。原...

一応読破しましたが、最初から最後までほとんど感銘を受けませんでした。感情的な批判にならないよう、どこに問題を感じたかを記載します。 第一に、他の方も指摘しているように翻訳の質の低さ。第1部はまだ読みやすかったですが、第2部の6章くらいから最後までの翻訳の質は正直言って低いです。原文を想像しながら、ここはこういうことを言ってるのじゃないか?と考えながら読みました。典型的な例を示します。1つの文章でA、B、Cという順番に節が並んでいるとします。そのときに、節の順番をB、A、Cの順番にしたらもっと日本語が分かりやすくなるのに、というケースが多々ありました。主語と述語が離れすぎていて、間に形容句が長々と入っているような文章ですね。これは翻訳の基礎だと思います。またマルクスの資本論や各種経済理論などの用語について、間違ってはいないかもしれないが微妙に変だと感じる箇所が無数にありました。意味は分からないでもないが、日本語ではそうは言わないだろう、という専門用語ですね。  第二に、これは本質的ですが著者のロジックに賛同できない箇所が多々ありました。また彼の提唱するプロジェクト・ゼロの姿が最後までよくわかりません。最後の章で、各種サービスの国有化、また中央集権的な意思決定の必要性を述べながら、同時に階層からネットワークへの移行も述べていて、どうすればこれらが両立するのかが理解できませんでした。また全般を通じてですが、彼の主張をサポートするようなデータなり図表なりがほとんどないため、正直信憑性に欠ける本だという印象を一貫して持ちました。  この著者のように資本主義が感情的に大嫌いという人間の本は、資本主義を消滅させることばかり書いていて正直気が滅入ります。資本主義が問題だらけなのは同意しますが、本書の説得力があったかというとNOと言わざるを得ません。逆に言えば資本主義が嫌いな方は、こういう本を読んで溜飲を下げるのかなという気はしましたが、この質では新たな「同士」は生まれないと思います。

Posted by ブクログ

2022/12/31

んーーー ナンだ、この本? ひさしぶりに、こんなくだらない本を読んだなあー。 2022年11月29日、都立大教授で社会学者の宮台真司(63)が、何者かに背後から首付近などを複数回切りつけられて重傷を負った殺人未遂事件が起きた。 オレは、アンチ宮台なんだけど ナイフで刺したり...

んーーー ナンだ、この本? ひさしぶりに、こんなくだらない本を読んだなあー。 2022年11月29日、都立大教授で社会学者の宮台真司(63)が、何者かに背後から首付近などを複数回切りつけられて重傷を負った殺人未遂事件が起きた。 オレは、アンチ宮台なんだけど ナイフで刺したり、殺そうとしたりする行為には、絶対反対する。 わざわざ、そんなことしなきゃいけない理由がない。 言いたいことがあれば、好きなだけ言えば良いだけ。 言論には言論で闘えよ。 宮台は、たんなる社会学者にすぎない。何の影響力もない。 絶大な権力を笠に着て、不法行為ばっかやりまくって、日本を三流国家にした世襲政治家の国賊、売国奴じゃあるまいし。 殺さなきゃいけない理由がない。 んで、改めて、宮台が述べてる話をyoutubeで見てたんだけど、そこで喋ってた話が「加速主義」だった。 加速主義、ってナニ?って思って。 Wikipedia 政治・社会理論において、根本的な社会的変革を生み出すために現行の資本主義システムを拡大すべきであるという考えである。 現代の加速主義的哲学の一部は、広範囲にわたる社会変革の可能性を抑制する相反する傾向を克服することを目的として、脱領土化の力を特定し、それを深め、急進化することを目的としたジル・ドゥルーズとフェリックス・ガタリの脱領土化の理論に依拠している。 加速主義はまた、資本主義を深化させることは自己破壊的な傾向を早め、最終的にはその崩壊につながるという信念を一般的に指す言葉でもあり、通常は侮蔑語として用いられる。 すなわち、テクノロジーの諸手段を介して資本主義の「プロセスを加速せよ」、そしてこの加速を通じて「未来」へ、資本主義それ自体の「外 the Outside」へと脱出せよというメッセージである。 あまりにも意味が分からないので この本を読んでみた。 んー やっぱり、オレは、アンチ宮台だなあー。

Posted by ブクログ

2020/08/25

歴史の記述が長い。ひたすらに長い。で何が言いたいの?という部分が複数あった。 最後の最後に今後の展開、どうするべきかなどの「最も我々が読みたかった部分」が出てくるのだが、これが本当に平凡。いやそれしかないでしょと言いたくなる。これだけのためにこんなに長い歴史的記述を読んでいたのか...

歴史の記述が長い。ひたすらに長い。で何が言いたいの?という部分が複数あった。 最後の最後に今後の展開、どうするべきかなどの「最も我々が読みたかった部分」が出てくるのだが、これが本当に平凡。いやそれしかないでしょと言いたくなる。これだけのためにこんなに長い歴史的記述を読んでいたのかと思うと少し損した気分。

Posted by ブクログ