老年を愉しむ10の発見 ドイツ流「穏やかに生き抜く」哲学

ヴィルヘルム・シュミット(著者), 津崎正行(訳者), 養老孟司

• 販売会社／発売会社: 三笠書房
• 発売年月日: 2017/10/01
• JAN: 9784837957812

商品レビュー

2018/02/26

「人生の午後」が終わってしまうのはもうすぐ。「夜になってからすればいい」と先延ばしはしない。

ネコに捕まったネズミは、ネコに咥えられて階段を上がっているとき、上に向かっていると勘違いする。

歳を取っている人を見ると、近いうちに自分もそうなることを自覚しよう。歳をとるということは、結局、年を取っている人がさらに年をとる、ということなのだ。

習慣を身につける意義は、余計な力を使わなくて済むこと。すべては習慣で成り立っている。しかし、習慣を時々意識的に変えることも刺激のためには必要である。

「死ぬまでに一度は行きたい世界の1000か所」

触れることは触れられること。

物事をあるがままい受け入れる能力。
痛みに耐えるのは、人生を奥底まで知り尽くすため。
マイナスのことが降りかかったら、何らかの役に立つはずだから受け入れて何か答えを導こう、と考える。
マイナスの側面があるからこそ、人生の豊かさを余すところなく経験することができる、と考える。

失敗するのは悪いことではない。本当に悪いのは何もしないことだ。

2017/11/10

歳をとることの、本来的な意味。それは自分の人生が終わり近づいていると言う日に、個人が徐々に慣れていくと言う事かもしれない 人生において大切なのは、余暇を楽しむ気持ちを育むことであり、決まった目的のない行動をしたり、何もしないでいたりする時間を持つことだ 人は時間の終わりである。死とは時間の終わりである。たとえ私にとっての終わりにしても、それは世界の終わりなのだ