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からくりサーカス(文庫版)(6) 小学館文庫
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からくりサーカス(文庫版)(6) 小学館文庫

藤田和日郎(著者)

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からくりサーカス(文庫版)(6) 小学館文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2017/10/13
JAN 9784091933263

からくりサーカス(文庫版)(6)

¥550

商品レビュー

5

2件のお客様レビュー

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2019/05/02

やっと、読めました、『(文庫版)からくりサーカス』(6) ご存知の方もいるでしょうが、私は、既に、『からくりサーカス』(全43巻)を読破しています。なので、ストーリーの展開が解かっているのです だからこそ、この(6)を読むまでに時間がかかった、と安い言い訳をさせてください この...

やっと、読めました、『(文庫版)からくりサーカス』(6) ご存知の方もいるでしょうが、私は、既に、『からくりサーカス』(全43巻)を読破しています。なので、ストーリーの展開が解かっているのです だからこそ、この(6)を読むまでに時間がかかった、と安い言い訳をさせてください この(6)で、この『からくりサーカス』の主人公、その一人である加藤鳴海は、悪魔と化します フランシーヌ人形を笑わせる、ただ、その目的の為だけに、子供たちから笑顔と明日を、身勝手に奪っていった自動人形への怒りから、鳴海は人を止め、しろがねですらなくなり、悪魔になってしまうのです 悪魔は、どれほど強かろうと、自分達を脅かす敵を排除してくれようと、普通の人から恐れられてしまう存在です 鳴海は、ただ、子供たちを自動人形から救いたかっただけ、恐怖に怯えないでほしかっただけ、彼ら彼女らに笑って貰いたかっただけ けれど、彼の望みとは裏腹に、子供たちはズタボロになりながら、自動人形と全力で戦い、倒した鳴海を恐れてしまいます。子供たちにとっては、大人すら敵わない自動人形を、あんな風に倒した鳴海は、自動人形よりも恐ろしい存在に映ってしまったのでしょう 自分の気持ちが、子供らに届かなかった事に憤るでもなく、鳴海は一つの覚悟を決めるんです どんなに恐れられようと、どれだけ敵が強かろうと、どれほど傷付こうとも、子供らのために、自動人形を破壊し続け、「真夜中のサーカス」を壊滅させ、この世界からゾナハ病を消し去る悪魔になろう、と そんな鳴海の覚悟は、恐怖と絶望によって、頑なに鎖されていたトムの心を開け放ちました もう一人の主人公である才賀勝にも言える事ですが、このように、他者を変える熱、いわば、主人公力こそが、藤田イズムの一つだ、と私は考えます これから、どうなるのか、それを知っていても尚、続きが楽しみで仕方ありません。仲町サーカスは新たな仲間を迎えて、どんな変化を迎えるのか。勝は、どのように成長していくのか。鳴海が飛び込んだ戦いは、どう激化していくのか。悪魔は人間に戻る事が出来るのか この台詞を引用に選んだのは、鳴海の、自動人形に向けられた怒りよりも、遥かに強い、何も出来なかった無力な自分への怒りを、痛いほどに感じ取る事が出来たからです やはり、藤田先生は、怒りを描かせたら、天下一品です 改めて、藤田先生の中には怪物がいて、その怪物の手綱が取れている藤田先生は怪物以上だ、と戦慄しました けど、この頃の怪物は、まだ可愛かったんですよね。今は、もっと、兇悪になってますよ、いや、マヂに 「おまえら、機械ヤロウにも、『しろがね』どもにも、決して、わからねえさ・・・太陽の光で満ちていたはずの大切な時間を・・・突然、むしり取られた子供達の・・・哀れさを!!オレは、ここに来て、なんにもできなかった!なんにもできずに、ただ、見てるだけだった!!だから・・・だから、せめて!子供達の痛みの、その何百分の一かでも、味わってやらねえと・・・オレがなんなのかも・・・わからねえんだよォ!!」(by加藤鳴海)

Posted by ブクログ

2019/02/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

弾丸より速くナイフを投げる殺し屋・黒のヴィルマは、自身最後の依頼を受けて日本へと降り立つ。標的の名前は「才賀勝」。しかし、百戦錬磨の彼女も無敵の身体を持つ「しろがね」の前に敗北、勝の機転によって仲町サーカスと行動を共にすることになるのだった。 一方、「柔らかい石」を追う「真夜中のサーカス」は、ゾナハ病のもととなる銀の煙をまき散らしながらアメリカを目指していた。情報を得たルシールとギイ、加藤鳴海も人形たちを追い、ゾナハ病を研究する施設で「しろがね-O」のジョージ・ラローシュと出会う。(Amazon紹介より)

Posted by ブクログ

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