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武者始め
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 祥伝社 |
発売年月日 | 2017/10/11 |
JAN | 9784396635282 |
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北条早雲、武田信玄、上杉謙信、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、真田幸村、それぞれの『武者始め』を描く。 『初陣も武者はじめも同じ意味と思われているが(中略)、いくさに出なくとも、武士として初めて命を懸けたことなら、それをもって武者始めとすべきと存ずる』(P38) 初陣ではなくて...
北条早雲、武田信玄、上杉謙信、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、真田幸村、それぞれの『武者始め』を描く。 『初陣も武者はじめも同じ意味と思われているが(中略)、いくさに出なくとも、武士として初めて命を懸けたことなら、それをもって武者始めとすべきと存ずる』(P38) 初陣ではなくて、武士としての独り立ちを描く、というところが興味深い。 戦国武将は戦功を揚げてこそ、というところがあったが、実は戦は始まる前に既に入念な準備が出来上がっていて、戦(実際の武力の激突という意味以外でも)が始まるときには既に決着が着いていたりする。 それは時に政治的、金銭的な駆け引きで、人間的な感情を無視した厭らしいものと映るときもあるが、結果的に多くの人の命や財産や生活を守ることにもなる。 いずれの物語の主人公たちは当然ながら未熟だし若い(あるいは幼い)のだが、後々の姿を彷彿とさせる部分が見えたり、逆に後の歪曲されたり大げさに伝えられた部分の本来の姿を描いてあったりと、歴史物としても楽しめた。 またそれぞれの話が時系列で並んでいるので、先に登場したあの人のあの時のエピソードがここに繋がるのか、という楽しみもある。 個人的には先日読んだ『武商諜人』で登場した人たちやエピソードがこの作品で別の形で出てきたりもするのでその点でも面白かった。 個人的には信長の話が印象的。徹底的に信長を嫌っていたと伝わる土田御前だが、母親らしさも見せてくれた。しかもこの話は信長だけでなく、信長の乳母の武者始めの話でもあった。男と同様、女もここぞというところで命を懸ける。
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七人の名の知れたそうそうたる武将たちの武者始めを描く。戦陣ばかりが武者始めではなく、生命をかけた掛け合い、判断のなか、戦国時代を生き生きと駆け抜けていく。どの話も面白く、それぞれの武将をよく捉えている。
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武者はじめ。親から見ると、子離れになるのだろうか。 ちょうど巣立ちの春。ひとり暮らしを始めた子供のことを考えた。
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