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変身のためのオピウム/球形時間 講談社文芸文庫
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変身のためのオピウム/球形時間 講談社文芸文庫

多和田葉子(著者)

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変身のためのオピウム/球形時間 講談社文芸文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2017/10/11
JAN 9784062903615

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商品レビュー

3.3

5件のお客様レビュー

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2024/08/25

22人の女性の短編連作のような話と、喫茶店で時間旅行をしている?イザベラ・バードに逢ったりする話。 何を伝えたい話なのか良く分からないが、形容詞とか面白い。

Posted by ブクログ

2023/05/19

球形時間、の感想 一体、いつの時代の話なのか?カタカナで表現される人物達は、何者なのか、コロコロと主観がかわる文章が続き、最初しばらくは、?の時間が続き、ココを抜けられないと面白さは分からないかもしれない。 抜けたとしても、相変わらず、何の話だかさっぱり分からないまま進み、何とな...

球形時間、の感想 一体、いつの時代の話なのか?カタカナで表現される人物達は、何者なのか、コロコロと主観がかわる文章が続き、最初しばらくは、?の時間が続き、ココを抜けられないと面白さは分からないかもしれない。 抜けたとしても、相変わらず、何の話だかさっぱり分からないまま進み、何となく形が見え始め、人と人との繋がりが見え始め、 読み終わったら、もう一度読まないと分からない。 確認したくなりました。 何とも言えない不思議な世界観で、後からじわじわきます。

Posted by ブクログ

2022/10/15

『変身のためのオピウム』は2001(平成13)年、『球形時間』は2002(平成14)年の作。  前者はそれぞれローマ神話の女神の名を持つ22の章から成り、その各章は数行のほんの短い断章の集まりになっている。このようなアフォリズムふうの前衛的なフォルムで、確かに「シュールな」描写も...

『変身のためのオピウム』は2001(平成13)年、『球形時間』は2002(平成14)年の作。  前者はそれぞれローマ神話の女神の名を持つ22の章から成り、その各章は数行のほんの短い断章の集まりになっている。このようなアフォリズムふうの前衛的なフォルムで、確かに「シュールな」描写もあるのだが、各断片はおおむね明確につながっており、不可解な印象はあまりない。 『球形時間』の方はもっと一般的・オーソドックスな、高校生らの日常生活を中心に描いた普通小説に見える。しかし、描出される思惟(割と「妙な」思惟傾向)などはどこか漠然と放り出されており、求心的な結合は満たされない。  言葉に対する感覚は鋭敏で、その意味で川上未映子さんの作品に通じるものもあるが、あのように非常な多弁傾向は無くて、かなり慎ましやかに感じられる。  そのような言語の飛翔を楽しむのに(特に『変身のためのオピウム』は)いい作品だが、やはり「大きなゲシュタルト」の登場が無いために、どこか散漫で、ひたすらユルい散策が続いているような印象で、私の好みとしては物足りなさを感じた。詩的なたたずまいのある、芸術度の高い作風とは思うものの。

Posted by ブクログ

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