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プロレスが死んだ日。 ヒクソン・グレイシーVS髙田延彦20年目の真実
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社インターナショナル |
発売年月日 | 2017/10/05 |
JAN | 9784797673456 |
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プロレスが死んだ日。
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※このレビューにはネタバレを含みます
ゴング格闘技編集長にして KRS体制の初期PRIDEでパンフレット編集等を行っていた 近藤隆夫の作品。タイトルの「プロレスが死んだ日」とは、 1997年10月11日のこと。東京ドームで高田延彦がヒクソ ン・グレイシーに完膚なきまで叩きのめされたあの日の試 合を中心に、ヒクソンや高田へのインタビューを交えたド キュメントタッチな一冊となっている。 最初に言っておくが、僕はこの近藤隆夫という男にハッキ リとした嫌悪感を持っている。僕の評価は「目の前で起き ていることを正しく認識する能力に欠けるダメ専門家」。 アレクサンダー大塚がマルコ・ファスにほぼ何もさせずに 完勝した試合で、始終素っ頓狂な解説を展開。自分が必死 に取材した対象に多大に肩入れし、事前に予想した展開と 異なる状況になっても「いや、これは違う」と言い張る輩。 解りやすく言うと、心霊現象を目の当たりにし、事実とし てソレが起こっているのを自分の目で見ているにも関わら ず、「こんなことはありえない」と言っちゃう科学者みた いなモン。個人的にいちばんカッコ悪いタイプの人間だと 思っている。 そんな人の著書を何故手に取ったのかと言うと・・・。 あれから20年以上が経過し、高田×ヒクソンを振り返る 作品を幾つか読んだのだが、どれも高田の側からの検証 ばかり。やはりヒクソン側の状況も知っておくのがフェ アである、と考えたから。それでも発刊から2年以上が経 過しているのだから、僕がこの著者をどれだけ嫌いか解 ると思う。 おおよそ予想通りの内容だったのだが、悔しくも1点だけ 著者に同調した。それは、高田の「タップ」についての 記述。あの時の高田はプロレス界のみならず、全てのプ ロレスファンの思いを背負って試合をする、と思ってい た僕は、腕ひしぎが決まった瞬間当然のように即タップ した高田に猛烈に失望した。あれさえ無ければ「負け」 という事実があっても、あんなに落ち込むことは無かっ た、とハッキリ断言出来る。その部分を自らの柔道体験 になぞらえて解りやすく説明する文章だけは評価せねば ならない。 ただ、ハッキリ否定しなければならないこともある。 プロレスは、絶対に死んでいない。PRIDEでの一連の桜庭 や、ドン・フライとの壮絶な殴り合いの上に散った高山 の活躍などで、PRIDEの場に於いても間違い無くプロレス は息を吹き返した。 さらにその後、PRIDEやK-1はどんどん衰退していったが、 プロレスは客の入らない時期はあってもずっと存在し続け、 今は新日本プロレスを中心に大復活の時代に到達している。 一方、格闘技はプレーヤーを中心に細々と盛り上がってい るだけ。今周囲に「格闘技」を「観ている」人がいったい 何人居るのか、数えてみればいいと思う。 ・・・辛辣になっちゃうなぁ、この人に関しては(^^;)。まぁ、 文章が上手いことだけは認めます。他はやっぱり一切認め られないけど(^^;)。
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ヒクソンの圧勝、 高田の惨敗。 格闘技としてだけではないでしょう。 ヒクソンの考えや振る舞いが、本当にかっこいい。
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