- 中古
- 書籍
- 書籍
全訳 封神演義(1)
定価 ¥3,520
2,475円 定価より1,045円(29%)おトク
獲得ポイント22P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 勉誠出版 |
発売年月日 | 2017/09/25 |
JAN | 9784585296416 |
- 書籍
- 書籍
全訳 封神演義(1)
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
全訳 封神演義(1)
¥2,475
在庫なし
商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
中国明代に成立した神怪小説『封神演義』の日本語完訳本。古代中国の周と殷の戦い(殷周革命)を背景に、神仙妖人が数多の術や宝寶を駆使して相争う一大戦記を描く。1巻では第一回「紂王女媧宮進香(紂王、女媧宮に参拝す)」から第二十五回「蘇妲己請妖赴宴(蘇妲己、妖を招き宴に赴く)」までを収録する。 本書は、明代の神怪小説『封神演義』の日本語全訳シリーズの第1巻である(底本は国立公文書館内閣文庫蔵鍾伯敬批評本を使用)。周の武王とその功臣姜子牙(太公望)による殷朝打倒の歴史を「仙界をも巻き込んだ神仙英傑たちの戦い」として描いた本作は、明代神怪小説の代表的作品であり、また後世の宗教・伝説・民間信仰に多大な影響を与えた物語としても知られている。全百回の物語を4つの巻に分割して収めたのが本日本語訳シリーズであり、本書は第一回(殷朝最後の王・紂王による女媧宮参拝)から第二十五回(殷の亜相・比干による軒轅墓の焼き討ち)までを収録している。紂王の不敬とそれに対する女神女媧の怒りに端を発する本作の序盤は、傾国の美女にして亡国の大妖たる蘇妲己(千年狐狸精)の暗躍によって崩壊していく殷朝の姿を描く。妲己に惑わされ渾君と化した紂王、暴政の中で犠牲となる賢臣忠臣、艱難に見舞われる西伯侯姫昌(文王)。殷の天下は乱れに乱れ、天地は人々の怨嗟の声に満ちる。だが希望は失われておらず、天命は周に下りつつある。後の殷周革命において立役者となる主人公の姜子牙と霊珠子の化身・哪吒もまた、この混迷の時代に現れんとしていた――。 『封神演義』は中国のみならず本邦でも有名ではあるが、(有名な安能務による"編訳"版が実質"翻案"版であるように)本邦では「原典からの完訳」が長らく無かった不遇の作品でもあった。本書シリーズは待望となる原典の全訳本であり、平易な訳文も相まって"抄訳"でも"翻案"でもない生の『封神演義』に触れられるものとなっている。巻末には監訳者による解説が掲載されており、『封神演義』という作品とその背景の概要についても知ることが出来るようになっている(とは言え、監訳者による『封神演義』の評価や物言いは相変わらずボロクソで、やはりこの監訳者は『封神演義』のことが嫌いなのではないかと思ったのが正直な所ではあるのだが)。
Posted by
2018年9月22日図書館から借り出し。第1巻を読み終わったが、まあこんなものかという感じ。熱心に第2巻以降を読みたいとは思わないので、ここでいったん終わらせる。
Posted by
封神演義はさまざまな訳書が刊行されていますが、こちらの『全訳 封神演義』は「全訳」と冠されているだけあって、ものすごいボリュームのある内容でした。第1巻の内容は、物語の始まりから太公望(作中では姜子牙)が周の軍師に任命されるまでとなっています。 翻訳がとても丁寧で、読みやすいです...
封神演義はさまざまな訳書が刊行されていますが、こちらの『全訳 封神演義』は「全訳」と冠されているだけあって、ものすごいボリュームのある内容でした。第1巻の内容は、物語の始まりから太公望(作中では姜子牙)が周の軍師に任命されるまでとなっています。 翻訳がとても丁寧で、読みやすいです。冒頭で中国の神話や当時の時代背景についての解説があり、訳注も適時付けられていて、引っ掛かりがなくスムーズに読むことができました。所々にある挿絵も味があって良いですね。もう少し大きく載せても良かったように思います。 内容はとても面白かったです。他の訳書では省かれていた部分もあり、興味深かったです。特に圧倒されたのが、頻出する詩文です。とにかく詩の量が多い!そして意味がよく分からない(笑) ですが、これが中国文学の醍醐味なのかなと思います。翻訳者は「小説としては質が低い」と書かれてましたが、私は十分楽しめました。訳者の方がコラムで書かれていた、注釈が本文の数倍になる版も読んでみたいですね。
Posted by