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邪馬台国と黄泉の森 醍醐真司の博覧推理ファイル 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2017/09/28 |
JAN | 9784101268521 |
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商品レビュー
3.7
7件のお客様レビュー
サブタイトルに「推理ファイル」とあるので、ミステリに分類はしてみたが... 謎解きと言うより、作者の「蘊蓄自慢」ばかりが鼻について、正直 読んでいてあまり楽しくなかった。 何の予備知識もなしに、「邪馬台国」のタイトルに惹かれて買ってみたが、そちらは話のメインではない。一応4作の...
サブタイトルに「推理ファイル」とあるので、ミステリに分類はしてみたが... 謎解きと言うより、作者の「蘊蓄自慢」ばかりが鼻について、正直 読んでいてあまり楽しくなかった。 何の予備知識もなしに、「邪馬台国」のタイトルに惹かれて買ってみたが、そちらは話のメインではない。一応4作の「連作短編集」とも言えるが、最初と最後にメインを張る「とあるホラー漫画家の失踪と復活」を軸に据えた長編として読むこともできる。そして、どうやらこれは同じ醍醐という名のフリー編集者を主人公にした、シリーズ物の二作目らしい。そのため、醍醐氏の紹介があまりきちんとなされず、それも消化不良の一因となっているか。 が、第二作でメインとなる邪馬台国の話も、失礼を承知で言えば「自説を披露したいだけ」で、無理して「小説の体を取っている」という印象が強くて(- - 一応強烈なキャラ(という設定の)女性漫画家が、再起を賭けて邪馬台国をモチーフにした作品を描くので、その取材旅行に行く、という筋立てはありますが...読後の印象は、あくまで「俺の話を聞け」って感じで(^ ^; 全編通して、まったく「可愛げ」の無い一冊である(^ ^; 作者は、浦沢直樹氏のマンガ「Masterキートン」の原作者の一人らしいが... マニアックな知識の膨大さは、確かに原作者とかには向いているのかも。が、ご自身が「表現者」としてどうなのか、という話になると、いかがなものか、と思ってしまう。 文体は読みにくくはないが、説明臭い台詞が多く、登場人物の心の機微がさっぱり伝わって来ない。リズムも平坦な印象で、「文章で読ませる緩急」がなく、読中のワクワク感がない。小説の体を取らず、学術論文として書いた方が、邪馬台国の説などは説得力が増すのでは、という感じ(^ ^;
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すごく面白かった。中篇集かと思って読んでたら、最後に全てが繋がって長篇とも読める構成で唸らされた。醜男なのに醍醐の人間的魅力が深く描かれててそこもとても良い。漫画は善たれという作者のメッセージも熱い。
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邪馬台国最大の謎をメインテーマに、フリー編集者・醍醐真司が挑む封印された誘拐事件の真相。漫画界のカリスマが描くノンストップミステリー。 何気なく読む漫画のひとコマに、大きな意味が隠されている。それは映画のワンシーンや歌詞の一言などと同様に、創作者の思いが込められているからだ。作中...
邪馬台国最大の謎をメインテーマに、フリー編集者・醍醐真司が挑む封印された誘拐事件の真相。漫画界のカリスマが描くノンストップミステリー。 何気なく読む漫画のひとコマに、大きな意味が隠されている。それは映画のワンシーンや歌詞の一言などと同様に、創作者の思いが込められているからだ。作中の「信念」の定義や、善と悪に係るマンガ論など、著者の思いが伝わる作品である。
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