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AV女優消滅 セックス労働から逃げ出す女たち 幻冬舎新書468
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2017/09/27 |
JAN | 9784344984691 |
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AV女優消滅
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商品レビュー
3.8
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2016年以降のAV女優の出演強要問題を受けて、AV業界のこれまでと今後の問題を論じた本です。 著者は長年AV業界に関係するライターとして活動しており、その実態を記したルポタージュをこれまでも刊行しています。本書は、出演強要の事件をきっかけに、編集者から著者に執筆の依頼があった...
2016年以降のAV女優の出演強要問題を受けて、AV業界のこれまでと今後の問題を論じた本です。 著者は長年AV業界に関係するライターとして活動しており、その実態を記したルポタージュをこれまでも刊行しています。本書は、出演強要の事件をきっかけに、編集者から著者に執筆の依頼があったという経緯で刊行にいたったようですが、出演強要をめぐる事件だけでなく、著者自身が過去に見聞した、従来のAV業界の問題についても解説されています。 昔にくらべるとAV業界ははるかに健全になったはずだというイメージをいだいていたため、出演強要の問題を知ったときも、「まだそんな実態があるのか」という感想だったのですが、本書によると、出演強要問題は表に出にくい無名の女優だけでなく、むしろスターとして活動している単体女優が被害者となった事件であり、その背景には消費者のニーズにこたえて熾烈な女性獲得をくりひろげる業界の構造があったとされています。 本書のしめくくりのことばは、「最後に友人や知人が多いAV業界が生き残れること、誰も摘発されないことをここで願っておきます」となっており、縮小への道をたどっていくことは確実ではあっても、AV業界が健全化へ向けてあゆみを進めてほしいという著者の思いは、おそらく本音なのだろうと思います。もっとも、著者の提言がこの業界にまつわる問題を解決する決め手となるのかという点にかんしては、やや疑問も感じました。そのことは、しめくくりのことばに示されているように、著者自身のおそらく個人的な希望も入り込んでいるのではないかという気がします。
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2022年12月13日読了。国会でも取り上げられた「AV強要被害問題」を受けて、長年AV業界に関わってきた著者がAV女優およびスカウトマンなど関係者に取材した本。AVはクリーンでホワイトな業界となり、やる気のある女の子たちが自己実現してテレビタレントにステップアップしていく場、な...
2022年12月13日読了。国会でも取り上げられた「AV強要被害問題」を受けて、長年AV業界に関わってきた著者がAV女優およびスカウトマンなど関係者に取材した本。AVはクリーンでホワイトな業界となり、やる気のある女の子たちが自己実現してテレビタレントにステップアップしていく場、なのだと著者も私も思い込んでいたが、実際はそうではなかった…AV女優を知らず安易に契約してしまう若者・AV女優になり苦しむ女性・女性を商品として利益の最大化を目指す業界(スカウトマン・プロダクション・メーカー)・この問題を重要視して取り組む支援団体と政治家・そしてAVを楽しむ消費者、これらの情報・知識、問題認識のレベルがいかに違うことか…。動画サイトで見られなくなって検索したあの女優も、本書で匿名で取り上げられている苦しんでいる女性なのかもしれない…私も無関係ではいられない、「自己責任でしょ」と投げるわけにはいかない、重要な社会問題だと認識を新たにした。
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本の感想(オフィス樋口Booksより転載、http://www.books-officehiguchi.com/?p=23011) ほとんどのAV女優は引退後に関係を断ち切り、何も語らない。この本の第1章では、元AV女優がインタビューに応じ、黒歴史について語っている。 この元...
本の感想(オフィス樋口Booksより転載、http://www.books-officehiguchi.com/?p=23011) ほとんどのAV女優は引退後に関係を断ち切り、何も語らない。この本の第1章では、元AV女優がインタビューに応じ、黒歴史について語っている。 この元女優は、モデルや歌手を志望していたということで事務所と契約したが、事務所の関係者に脅かされてAV女優になったという経緯を語っている。 この出演に至る経緯に関連し、2017年にAV出演強要問題が明らかになった。 具体的には、AV関係者が歌手やモデルを志望している女性をターゲットにして、AV出演を強要した。この強要問題に対して政府が注意を呼びかけている。 この本の第2章では、2016年6月にAV関係者が逮捕されるという事件が取り上げられている。 AVや風俗関係には暴力団が関係しているという印象を受けるが、ここ数年ではAV関係者が労働派遣法違反で摘発される事例が見られるようになった。 この本を読んで思ったことは、万が一このような出演強要問題に巻き込まれた場合、家族や弁護士に相談するなど適切に対処することを薦めたい。泣き寝入りは出演強要をしている側にとって思うつぼになるかもしれないということを頭に入れておきたい。 豆知識であるが、この本では東京オリンピックの開催が決まって落胆していたのが性風俗の関係者であることが紹介されている。オリンピック開催の条件に性風俗関係の浄化が義務付けられているらしい。 内容(「BOOK」データベースより) 文字通り“性奴隷”だった!悪質なスカウト、不当な契約、出演強要etc.「セックスを売る仕事」AV女優の残酷な労働現場、衝撃のルポルタージュ。 著者について ノンフィクションライター。代表作に「名前のない女たち」シリーズがあり、劇場映画化もされる。高齢者デイサービスセンターを運営していたが手を引き、現在はノンフィクション、ルポルタージュを執筆。著書に『職業としてのAV女優』『ルポ 中年童貞』(ともに幻冬舎新書)、『崩壊する介護現場』(ベスト新書)、『ワタミ・渡邉美樹 日本を崩壊させるブラックモンスター』(コア新書)、『日本の風俗嬢』(新潮新書),『女子大生風俗嬢』(朝日新書)、『熟年売春』(ミリオン出版)など多数。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 中村/淳彦 ノンフィクションライター。高齢者デイサービスセンターを運営していたが手を引き、現在はノンフィクション、ルポルタージュを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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