巨大ブラック企業

佐高信(著者)

• 販売会社／発売会社: 河出書房新社
• 発売年月日: 2017/09/01
• JAN: 9784309248233

商品レビュー

2018/06/10

東京電力、東芝、日立、松下、JAL、トヨタなど日本を代表する巨大企業の不都合に隠された情報を浮き彫りにしており、広告出稿圧力を忖度している大手マスコミには書けない情報ばかりだと思う。
業績悪化する企業はそうなるべくしてなっている側面もあり、ここで取り上げられている企業には共通項が感じられる。
また、一般的にはピカピカの名門企業の印象を受付けているが、実際には広告による印象操作で、実際はブラックであるという取材に基づく理由が対話形式で解説されており、読みやすい。
社会人のみなさまには一読をお勧めする。

2017/12/27

東電、トヨタのブラックぶりには納得させられた。結局はマスゴミが招くブラック企業、信頼は金で買えるし、問題も金で解決できる！
広告費を確保できれば、印象操作も、報道規制も何でもアリと言うことで、、、
政治と財界の裏の繋がりは、罪深いなぁ

2017/11/15

ブラック企業の定義が広域。東京電力→企業によるメディア支配、安全神話のデッチあげ、帝国主義の特区、原発事故が起きても他人事。東芝→職場八分と暴行、忖度社会と粉飾決算、チャレンジしない人が出世、問題者をあぶり出し洗脳する文化。日本航空→政治・国策企業、時の権力者に利用、切腹誓約書。トヨタ→閉鎖的企業王国、派遣切りで社員は二の次、意見する人間は排除、秘密主義。松下電器→マネシタ、洗脳、死者を出したストーブ。佐高は稲盛が大嫌い、P156の1070年は誤植。批判に向き合うことなしに再生なしが結論。