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ブラウン神父の醜聞 新版 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2017/09/20 |
JAN | 9784488110178 |
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ブラウン神父の醜聞 新版
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商品レビュー
2.5
4件のお客様レビュー
シリーズ第5短編集にして最終作。風采の上がらなかった神父も世に知られる人物になったしフラウボーも前作で分かるよう過去の人物になった。 実は本書収録の『村の吸血鬼』は本短編集の後に発表されたものだが作者の死去に伴いここに掲載されるようになった模様。たぶんフラウボーが出てきた話が本当...
シリーズ第5短編集にして最終作。風采の上がらなかった神父も世に知られる人物になったしフラウボーも前作で分かるよう過去の人物になった。 実は本書収録の『村の吸血鬼』は本短編集の後に発表されたものだが作者の死去に伴いここに掲載されるようになった模様。たぶんフラウボーが出てきた話が本当のラストで次作は新シリーズの構想があったのだろう。 今まで動揺に神父の逆説と文章で幻惑させてくる様な構成。映像化したら早々にバレそうなトリックもあるがそれ故に文章で楽しむ作品なのかもしれない(時代を変えてドラマ化され、そちらもシリーズ化はされている)。 これまでの探偵小説とは異なり相棒が記述するスタイルでないのもあるがその為かレギュラーキャラは僅少で事件そのものが主役で神父は狂言回しのような印象もある。
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「0+0+0=0ということほど人にわからせにくいことはありません。どんなに奇妙なことでも、連続して起こると、人はそれを信じるものです。マクベスが三人の魔女の三つの言葉を信じたのもそのためです。もっとも、第一の言葉はマクベス自身が知っていたことですし、最後のは、マクベスにしか実現で...
「0+0+0=0ということほど人にわからせにくいことはありません。どんなに奇妙なことでも、連続して起こると、人はそれを信じるものです。マクベスが三人の魔女の三つの言葉を信じたのもそのためです。もっとも、第一の言葉はマクベス自身が知っていたことですし、最後のは、マクベスにしか実現できないものでしたけれどもね」 2019/9/15読了 上記引用は『古書の呪い』より。イギリスの小説でしばしば引き合いに出されるシェイクスピア。こう言われると、『マクベス』を始め、諸作品を教養として目を通すべき? とか考えてしまう。
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シリーズ最終巻。 読みにくい文章だけどやっぱり面白い。 一つの事象をいろんな視点で多角的に判断することがいかに重要であるか毎度教えられる。 今まで何度ブラウン神父の推理に「なるほどそういうことか!」と膝を打ったことか。 魅力溢れる短編ミステリーが読みたい時はぜひ。
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