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古都の占領 生活史からみる京都1945-1952
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 平凡社 |
発売年月日 | 2017/08/01 |
JAN | 9784582454512 |
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古都の占領
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商品レビュー
3.5
3件のお客様レビュー
朝鮮戦争の経済効果、長い占領期間と費用負担。 「今日、天ちゃんがくるえ」と叫んだ美少女。天皇の人間宣言をはっきり理解した瞬間。 リアルな敗戦後の占領の日常が語られる。
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1945年の太平洋戦争の敗戦によって、1952年まで日本は占領状態にあったわけだが、占領期の日本を語る際にどうしても東京の話ばかりになりやすい。私自身としても東京の占領期の話は聞き覚えがあっても、その他の都市がどう占領期を過ごしたのか、いまいち判然としていないところがあった。 ...
1945年の太平洋戦争の敗戦によって、1952年まで日本は占領状態にあったわけだが、占領期の日本を語る際にどうしても東京の話ばかりになりやすい。私自身としても東京の占領期の話は聞き覚えがあっても、その他の都市がどう占領期を過ごしたのか、いまいち判然としていないところがあった。 本書は京都という街を舞台に、占領期の1945-1952年にこの街がどのような状況にあったのかを明らかにする。そのアプローチとして秀逸なのが、”地図”の使い方である。本書では当時の行政文書などを徹底的に分析して、占領軍の将校らが住む住居などを地図上にプロットしていく。その結果、占領軍がどのエリアで生活をしていたのかという実態を映し出す。 また、当時の闇市の場所の地図プロットなどの分析も面白く、かつて京都で5年間の学生生活を送った自分からすると、馴染みのあったこのエリアがこういう舞台になっていたのか、という新鮮さと共に、当時の世相が実感できる感じがした。
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良い悪いなどの判断はされつつも、戦争と占領そのものが今までは問われてこなかった。そこで、著者が住民にたいする記憶インタビュー、日付のある文章を重視する文献調査によって「古都の占領」をたどることがねらいの書。京都に調査を絞った理由は「先行研究解説および文献リスト」で詳しく説明されて...
良い悪いなどの判断はされつつも、戦争と占領そのものが今までは問われてこなかった。そこで、著者が住民にたいする記憶インタビュー、日付のある文章を重視する文献調査によって「古都の占領」をたどることがねらいの書。京都に調査を絞った理由は「先行研究解説および文献リスト」で詳しく説明されているが、特に文献調査については京都に京都府立京都学・歴彩館(旧・京都府立総合資料館)があり、当時の地方行政文書が残っていたためである。連合軍の接収住宅の資料や見舞金などの文書が残されている。 主に「目に見える占領」と「目に見えにくい占領」が解説され、年表や参考文献リストも含めて500ページの大著である。感想としては米国の管理による巧みな誘導、日本政府機構を残して利用する間接統治などで、戦後の日本は米国とともに創られていったいったことを実感した。とくに京都は京都御苑温存、伝統文化の再利用などで伝統の日本が残っていったらしい。「逆説的ではあるが、京都は占領されて古都になった」というのを認めずにはいられない…
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