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つばき 光文社文庫
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つばき 光文社文庫

山本一力(著者)

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つばき 光文社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2017/09/08
JAN 9784334775346

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商品レビュー

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2023/09/11

『だいこん』の続編。 浅草から深川に移転し、新たに一膳飯屋〈だいこん〉(二代目)をオープンしたつばき。 習慣や仕来たりもわからない新しい町で、旧知の渡世人・“閻魔堂の弐蔵”に何かと教えてもらいつつ、深川に馴染もうと奮闘する日々です。 そんなつばきに、深川でも名の通った廻漕問屋か...

『だいこん』の続編。 浅草から深川に移転し、新たに一膳飯屋〈だいこん〉(二代目)をオープンしたつばき。 習慣や仕来たりもわからない新しい町で、旧知の渡世人・“閻魔堂の弐蔵”に何かと教えてもらいつつ、深川に馴染もうと奮闘する日々です。 そんなつばきに、深川でも名の通った廻漕問屋から大口の注文が舞い込みますが・・・。 相変わらず、料理やお弁当のメニューに関してのアイディアは冴えているつばきですが、まだ年齢が若いということもあってか、経営者としての未熟さが目立った印象です。 気っ風が良くてストレートなのが、つばきの長所ではあるのですが、今回はそれが裏目に出て自身の思い込みで突っ走ってしまい、大切な事を見落としがちになる場面がありました。 大口注文を受けた時、大店からの依頼ということで前金をもらわなかったつばきに、弐蔵親分が「そんだけの仕入れをするてえのに、前金ももらわねえのはよう。太っ腹というよりも、素人の振舞いだぜ」と注意したのに対して、つばきは「素人で結構です」と切り口上で言い返す始末・・・“ちょ、つばき、前金は基本でしょうが?”と心配になりながら読み進めると、案の定大変な事になってしまっていました。 (で、結局騙りを仕掛けたのはどこのどいつだったのでしょうね・・?) 後半の場面でも、弐蔵親分が「棄捐令」に繋がる公儀の動きをつかんで(今後の景気に影響がでるので)、つばきに忠告しているのに棟梁・与五郎への恋に浮かれてスルーしていましたしねぇ。 で、この与五郎への想いも、急に恋に落ちて唐突に冷めるという変貌ぶりでしたが、今度は弐蔵親分を意識し始めた様子で、どうなることやら・・という感じです。 とはいえ、持ち前の“引き立てられ運”で、困難をチャンスに変えていくところは流石で、その辺の展開は面白く読ませて頂きました。 ラストは前述の「棄捐令」が発令されたことにより、今後の不景気突入を覚悟するところで終わっていましたが、これからのつばきの運命はどうなるのでしょうかね・・。 三作目も出ているようなので、是非読んでみたいです~。

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2023/04/05

内容(「BOOK」データベースより) つばきは、深川に移り住み、浅草で繁盛していた一膳飯屋「だいこん」を開業した。評判は上々だが、「出る杭は打たれる」とばかりに、商売繁盛を快く思わない者もいた。廻漕問屋「木島屋」から、弁当を百個こしらえてほしいという大口の注文を受けたのだが…。浅...

内容(「BOOK」データベースより) つばきは、深川に移り住み、浅草で繁盛していた一膳飯屋「だいこん」を開業した。評判は上々だが、「出る杭は打たれる」とばかりに、商売繁盛を快く思わない者もいた。廻漕問屋「木島屋」から、弁当を百個こしらえてほしいという大口の注文を受けたのだが…。浅草とは仕来りの違う深川に馴染もうと、つばきは奮闘する。祭の興奮と職人たちの気概あふれる深川繁盛記。 令和5年3月31日~4月5日

Posted by ブクログ

2021/11/21

深川の一膳飯屋を描く時代小説。山本一力は多くの作品で深川の情緒を描いている。『つばき』は冒頭から深川八幡祭りが描かれる。祭りは楽しいだけではない。祭りの寄付金をいくらにするかも悩まなければならない。「いかほどの寄進をすれば、出過ぎることにならず、さりとて足りないと後ろ指をさされる...

深川の一膳飯屋を描く時代小説。山本一力は多くの作品で深川の情緒を描いている。『つばき』は冒頭から深川八幡祭りが描かれる。祭りは楽しいだけではない。祭りの寄付金をいくらにするかも悩まなければならない。「いかほどの寄進をすれば、出過ぎることにならず、さりとて足りないと後ろ指をさされることもないのか、それを教えていただきたいんです」(32頁)。山本一力は人情時代小説を得意とするが、人情世界には逆に生き辛さ、面倒臭さがある。アウトプットを出せば評価される合理的な世界の方が生きやすい。

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