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グローバリゼーションと人間の安全保障 アマルティア・セン講義 ちくま学芸文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2017/09/01 |
| JAN | 9784480098191 |

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商品レビュー
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082 サミュエル・ハンチントン批判 アマルティア・センのハンチントン批判は、的を得ていると思う 084 一つの区分法だけで区分するのはムリ バングラディシュ人のイスラム教徒は ベンガル文学を誇りに思うベンガル人かつバングラディシュ人であることが十分ありえる パキス...
082 サミュエル・ハンチントン批判 アマルティア・センのハンチントン批判は、的を得ていると思う 084 一つの区分法だけで区分するのはムリ バングラディシュ人のイスラム教徒は ベンガル文学を誇りに思うベンガル人かつバングラディシュ人であることが十分ありえる パキスタンからのバングラディシュの分離は 宗教上の理由で促されたわけではなく 言語、文学、政治のほうが効いている ネパールは、インドとは異なる世界で唯一の公式のヒンドゥー国家 インドには 1億2500万人のイスラム教徒がいる インド文明を考えるうえで、イスラム教徒が果たした役割を無視することはできない 088 宗教に中立的な国家を設立する必要性 400年前の ムガール帝国の、ムスリム皇帝アクバル 紀元前3世紀(紀元前300年~紀元前201年) インドのアショカ王 092 アイデンティティーの複数性を認める必要がある 134 アクバル王の倫理 148 アマルティア・セン 厚生経済学の革新者 アルフレッド・マーシャルと アーセー・セシル・ピグーに由来する厚生経済学 マーシャル 経済の均衡や発展法則の理論化を試みた 「他の重要な側面においては人間の研究である」 マーシャルの後継者ピグーは 国民所得の大きさ、所得の再分配、その安定 3点セットが増すごとに 一国の厚生=福祉が増大する、というヴィジョン パレート最適(オプティマム) 社会的厚生関数 ポール・サミュエルソンらによって導入 ケンス・アローは 社会構成員の個人の価値判断を集計して得られる社会的厚生関数は、民主主義的な合意ではなく、全体主義とも両立しうる、という見解を打ち出したために 新厚生経済学は低迷を極めた センの厚生経済学は、こうした低迷を根本から打破するようなラジカルな理論的枠組を提供した パレート最適のみに固執する理論的枠組を 合理的な愚か者 rational fool として批判した 人間生活の諸機能 潜在能力 という独自の新しい理論的枠組を導入した 所得水準が高くても、犯罪率が高く、栄養不良状態で早死する人が多い地域は 所得水準が低くても、犯罪率が低く、栄養状態も良好で、平均寿命が長井地域に比べて、 福祉水準が低いとみなされるべき 159 西洋にも プラトンのような反民主主義思想や キリスト教の異端審問のような非寛容思想が根強く存在した アジアにも アショカ王のような女性を含む民衆の基本的自由や寛容を尊ぶ自由思想や アクバル王のような多文化主義擁護論も存在した アクバル王は シーア派、スンニ派、スーフィ派、などを含むムスリム哲学者たちと キリスト教徒、ユダヤ教徒、バルシー教徒、ジャイナ教徒、 さらには無神論者たちとの対話の場を設定し、相互理解を深めようとした 印刷技術は中国で発明され その技術によって印刷された最初の本の中身は サンスクリット語による仏教についての注解書であり、それを中国語に訳したのは、インド人とトルコ人の間に生まれた学者であった
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アマルティア・センがノーベル経済学賞を受賞したときに『合理的な愚か者』を読んで挫折。現代において最も重要な学者の一人であることには間違いないし、……と思いつつも「食わず嫌い」していた。そんな怠け者の自分がこの本を読もうと思ったきっかけは中公新書の神島裕子『正義とは何か』で非常にわ...
アマルティア・センがノーベル経済学賞を受賞したときに『合理的な愚か者』を読んで挫折。現代において最も重要な学者の一人であることには間違いないし、……と思いつつも「食わず嫌い」していた。そんな怠け者の自分がこの本を読もうと思ったきっかけは中公新書の神島裕子『正義とは何か』で非常にわかりやすく、かつ興味深くセンのことが紹介されていたから。 実際に読んでみて非常にわかりやすく、しかも「刺さる」。コロナ禍で揺れるまさに今だからこそ読むべき一冊。 本書は、第1章および2章は第13回石坂記念講演の内容、第3章は東大がはじめて名誉博士制度を創設し、その第1号としてセンが選ばれたときの記念講演の内容、そして、第4章はセン自選の論文、という構成となっている。 第1章はグローバリゼーションを歴史的な観点から検証し、「過去数千年にわたる世界の進歩は、交易、旅行、移住、思想・知識・芸術・文化の拡散を促すグローバルな相互作用によって形成されてきた」(p.38)とし、肯定的に捉える。一方で、「グローバリゼーションがもたらすであろう潜在的利益を、富裕国と貧困国との間で、あるいは国内のさまざまなグループの間で、どう配分するかということにあ」(p.40)ると問題の核心を突く。 第2章は新しい焦点として「ヒューマン・セキュリティ」という概念が取り上げられる。センはこの概念が重要となってくる場面としてとくに「これら(エイズや新型マラリア、治療薬に抵抗性のある結核などの)感染症は、グローバル化した世界の病気である」と述べ、「この問題と取り組むにはグローバルな対応が求められている」(p.50)と強調している。 第3章ではハンチントンの文明の衝突論がいかにダメかをその問の立て方自体が対立を促す間違った問いであることを曝き、徹底的に批判し、最後の第4章では夙に評判の悪い「啓蒙主義」を擁護し、論理的思考による問題解決の可能性を、インドのアクバル大帝の思想などを引きながら「恐ろしい出来事がもたらす闇に包まれた世界に、希望と自信を与えてくれる心強い源泉」(p.121)であると論じている。 巻末の山脇直司による解題「センの経済思想と文明思想」も簡にして要を得ていて有益。
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前に読んだ『経済学と倫理学』は少々ピンと来ないものがあったが、本書はなかなか素晴らしかった。講義録なのでたいへん平易だが、中身は深い。 まず、「グローバリゼーション」の定義を刷新する。それは最近の大企業によって始められたものでも、帝国植民地主義により現れたものでもなく、古代か...
前に読んだ『経済学と倫理学』は少々ピンと来ないものがあったが、本書はなかなか素晴らしかった。講義録なのでたいへん平易だが、中身は深い。 まず、「グローバリゼーション」の定義を刷新する。それは最近の大企業によって始められたものでも、帝国植民地主義により現れたものでもなく、古代から既にあったもの、として捉え直される。 たとえば印刷術は中国で発明されたものだし、十進法はインドで考案されたものだが、これらは西の方へと伝わり(当然、逆の流れも存在した)、そのような各地域文明の相互交流によって、文明は「進展」してきたのである。 著者センはこのような「グローバリゼーション」を手放しに推進するべきとも、全力でこれを批判:抵抗するべきとも加担せず、たとえばそれにより貧富の差の拡大という事象が生じるなら、それはそれとして当然対処しつつ、各国の自由な文化的交流の自由を確保するべきだ、という考えであるようだ。 著者はまた、「西」「東」「キリスト教」「イスラム」「ヒンドゥー」などといった区分で粗雑に比較し論じることを批判している。それはそうだ。いたずらな二項対立を強調すれば不要な情緒的葛藤をも生み出すし、見落とす点が多々あろう。もっとも、二項対立の思考は、クロード・レヴィ=ストロースが『神話論理』で強調するように、人類の思考法のプロトタイプであり、思うに、人間のゲシュタルト(簡易化)思考の常道であるために、これを排除することは不可能である。図式に頼りながらも、常にその図式をも乗り越えつつ、慎重に世界理解を進めるべき、という他ないだろう。 本書では「人間の安全保障」の重要性が指摘されている。これは、「貧富の格差が拡大する危険」のほかに、病気等により他者とのあいだにハンディキャップを背負うことになる危険、均等な教育を受けられず潜在能力が発揮できない状況に置かれてしまう危険などが考慮され、それらに対する社会的救済をはかるものである。 この辺の思考は既に経済学の範疇を遥かに超えており、社会思想になっている。しかしこうした倫理性に支えられないような経済学こそが、怪しいのではないか。 わかりやすい上に良書なので、おすすめしたい1冊(薄いし)。
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