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経済成長という呪い 欲望と進歩の人類史
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経済成長という呪い 欲望と進歩の人類史

ダニエル・コーエン(著者), 林昌宏(訳者)

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経済成長という呪い 欲望と進歩の人類史

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東洋経済新報社
発売年月日 2017/08/01
JAN 9784492315026

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経済成長という呪い

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商品レビュー

3.3

7件のお客様レビュー

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2023/04/30

ダニエル・コーエン氏、チュニジア生まれの経済学者で現在はフランスで活躍をされていますが、その意味ではいかにもフランスの経済学者が書きそうな本ではありました。というのも経済成長そのものをメカニズムとして捉えるというより、人類学的、社会学的、また思想的な視点から分析をされていて、かつ...

ダニエル・コーエン氏、チュニジア生まれの経済学者で現在はフランスで活躍をされていますが、その意味ではいかにもフランスの経済学者が書きそうな本ではありました。というのも経済成長そのものをメカニズムとして捉えるというより、人類学的、社会学的、また思想的な視点から分析をされていて、かつかなり長期間の歴史を振り返っています。参照されている書籍も経済学者の本よりは歴史学者や文化人類学者などが多く、特にフランスを代表するSocial Scienceの大家たちの叡智がちりばめられた本という印象です。その意味では興味深く読ませていただきましたが、日本人読者にはかなりハードルが高いとも言えます。おそらくこの本を味わいつくせる人は日本人でもなかなかいないのではないでしょうか。経済学の知識だけを持っていても半分以上理解できない可能性もありますし、ましてやフランスの歴史的なイベントについての知識も要求されます。 ただ、著者が言わんとしていることは伝わりました。我々人類はここ数世紀にわたって、進歩=経済成長と信じてきたわけですが、もしこの等式が崩れるとしたら、それは啓蒙主義によって教会の権威が失墜し、民衆の心の支えが崩壊することに等しいということです。その代わりとなる根本思想についての明確なイメージは提示されてはいませんでしたが、コーエン氏はそこまで悲観的ではなく、人間の総体的な適応力を信じているというトーンでした。繰り返しになりますが個々の記述はかなり難解な箇所も多いですが、キーメッセージは伝わる本です。

Posted by ブクログ

2022/10/21

ー経済成長は目的をもたらす手段ではなく、むしろ生活の苦悩から人間を救い出す役割を期待される宗教のような働きをするのだ。 デジタル革命が一世紀前の電気革命と同様の経済成長の加速をもたらさないのはなぜか。20世紀には農村部を追われた農民たちが大きな成長の見込まれる産業に就職したため...

ー経済成長は目的をもたらす手段ではなく、むしろ生活の苦悩から人間を救い出す役割を期待される宗教のような働きをするのだ。 デジタル革命が一世紀前の電気革命と同様の経済成長の加速をもたらさないのはなぜか。20世紀には農村部を追われた農民たちが大きな成長の見込まれる産業に就職したため、高度経済成長が実現したが、デジタル革命は、新しい消費社会を作り出さず、雇用の変革もなかったからだと著者は言う。確かに、一人当たりの生産性が上がり人員合理化が進んでも、新たな雇用の受け皿が無ければ、付加価値の総量は変わらない。 パソコンを駆使し、コミニュケーションの速度が上がれば経済成長は加速するような気がするが、そうはならない。先進国の失速は、高齢化や後進国に生産手段が奪われていった事も一因だろうが、その上、デジタル化によるコストダウンや合理化がディスインフレに作用する一面がある事も事実だ。産業革命が経済成長を齎すというのは、生産面よりも消費刺激。インターネットの普及が新聞、雑誌媒体の需要を減らすように、必ずしも消費拡大に繋がらぬと言われれば、確かにそうだ。 面白いなと思うが、個々のテーマをより深く洞察した内容ならば、より良かった。

Posted by ブクログ

2020/10/11

水野和夫先生の推薦。だが、さまざまな経済学者の書籍紹介。109ページのモデルA/Bの引用は良い。ソーヴィーの『機械と失業』は、GAFAの台頭の説明として納得。170ページのデンマークモデルは、興味深いモデル。このような社会に移行できるのか?の処方箋は何だろうか?

Posted by ブクログ

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