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カエルの楽園 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2017/08/28 |
| JAN | 9784101201924 |
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カエルの楽園
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商品レビュー
3.8
307件のお客様レビュー
政治寓話が特別好きというわけではないが、嫌いではない。 古典政治寓話はベースの知識量がリクワイアされるとは思うので 敬遠されがちなのでは?と思わなくもないが、 表面の物語だけ読んでも、秀逸な作品が多い。 物語はともかく、個人的には 政治寓話の挿絵が好きで、書籍を購入する事が多い。...
政治寓話が特別好きというわけではないが、嫌いではない。 古典政治寓話はベースの知識量がリクワイアされるとは思うので 敬遠されがちなのでは?と思わなくもないが、 表面の物語だけ読んでも、秀逸な作品が多い。 物語はともかく、個人的には 政治寓話の挿絵が好きで、書籍を購入する事が多い。 グランヴィル、ドーミエ、ドレ、テニエルなどの有名作家をはじめ それはもうたくさんの画家が存在し、 マニアも多い界隈なので、特別展覧会なども、それなりに開催されることがある。 目録や画集も入手する機会があり ありがたい。 超ウルトラ世界的有名タイトルも多い。 『イソップ物語』『動物農場』『ガリバー旅行記』『蠅の王』 蝿の王は現在とても気に入ってて、 オーディオで通勤車内で聞いている。 日本にも 竹取とか宇治拾遺とか、鳥獣戯画など今でも 親しまれている名作が多い。 というわけで本題の本書、2016年パブリッシュ カバーはドレ、これだけでも装丁買いしていい(笑) 挿絵は筆者の手によるもので、非常に味があって好みである。 日本の今が描かれる政治寓話 擬古典、て感じである。 人間はカエルになっている。 地名や人種(カエル種)もアナグラムやら わかりやすい置き換えになっているので、 隠されてはいない、とても、ゾワゾワする。 数百年前の政治寓話を読んでいた当時の人は こんな感じのゾワ感を味わったのか、 社会情勢上、さらに痛快と恐怖、 想像もつかないレベルの憤りもあったことと思う。 日本はありがたいことに、 政治を批判しても公的に罪に問われることはない。 大陸と比べると、有難いとは思う。 ただ、偏った報道や、 社会的なアキュゼーションがえぐい 最近特にエスカレートしているように感じる。 報道する自由かなんかしらんが、 過度の自粛や、 少数でも声の大きい人をさも”みんな”扱いしたり 都合の悪い報道をしない自由 ちゅうのはいただけないねぇ。 現在、 ネトで全ての地方紙を網羅できるようになっているので、 テレビなどの全国ニュースなんかを見ると 報道の取捨選択がえぐいな、、とバレる。 テレビしか見ない世代は、、、 私も普段高齢者を間近で見ることが多いので、 本書の全ツチガエル採決の怖さを痛切に感じる。 ということで、 大陸みたいにディクテイターに弾圧されない報道は良いと思うが 今の在り方はちょっと違う と、思う。 というのを 本書では、明文化されていて かなり胸がすくと同時に、 ゾッとする。 100年後にどう評価されるのか、 私はもう生きてないので、知る由もないが 非常に気になる書籍である。 筆者も”ハンドレッド”として登場する P216 「元老のガルディアンは、今はナパージュのカエル ということになっているが、元を辿ればヌマガエルの子孫だ」 「もちろん、ナパージュを愛してくれているなら、 ヌマガエルであっても大いに結構だ。 厄介なのは、ナパージュのことが嫌いでも、 ナパージュの民になれてしまうことだ」 ハンドレッドはそういって笑いました。 P249 「では、ハンドレッドさんも逃げるのですか?」 「俺は逃げないよ。ずっとここにいる」 「食べられるとわかっていて、ここにいるのですか?」 「ひどい国だが、俺はこの国が好きなんだ。 それにーここが俺の国だ」 ハンドレッドはそう言って寂しそうに笑うと、静かに去っていきました。
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フィクションなのは知ってたけど、日本の外交的なのを意味してることも知ってたので、読み進めていくと考えさせられる内容。ぜひエピローグも読んでほしい
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9条に反対する筆者の書籍(故にそちらより)だと理解しながら読む必要はあるけれど、 それにしても色々と考えさせられる内容だった。 一気に攻めてこないところがリアル。 歴史はいつだって、気付けば取り返しの付かない事になるもの。
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