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銀河鉄道の彼方に 集英社文庫
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銀河鉄道の彼方に 集英社文庫

高橋源一郎(著者)

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銀河鉄道の彼方に 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2017/08/21
JAN 9784087456257

銀河鉄道の彼方に

¥220

商品レビュー

4

6件のお客様レビュー

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2023/08/10

なかなかこの陶酔感は只者ではないと思う。読みながら、自分自身が「常識」としている認識それ自体がぐにゃりとゆがんでしまいそうになる。宮澤賢治へのオマージュというより、ぼくが思い出したのはむしろ藤子・F・不二雄や永井均が突きつけてきたすぐれたアナザーワールドの数々で、過去にそんな思想...

なかなかこの陶酔感は只者ではないと思う。読みながら、自分自身が「常識」としている認識それ自体がぐにゃりとゆがんでしまいそうになる。宮澤賢治へのオマージュというより、ぼくが思い出したのはむしろ藤子・F・不二雄や永井均が突きつけてきたすぐれたアナザーワールドの数々で、過去にそんな思想家のフィクションを読みながら「『ぼく』とは誰だろう」「なぜ世界はこうなのだろう」なんてあれこれまったくの徒手空拳で考え抜いたことを思い出させられる。つまりは過去の高橋源一郎作品が持つ「子ども」の部分がより濃く煮詰められた一大問題作

Posted by ブクログ

2020/03/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

帯と巻末エッセイで最果タヒが全て代弁してくれているような気もするが 「宇宙の果てには何があるのか?」 「言葉ってなに?」 「自分は本当は存在してないんじゃないか?」 「この世界は全部誰かの見てる夢なのかも」 「パラレルワールドがすぐ近くにある」 「自分と全く同じ記憶を移植された自分のクローンは、自分なのか?」 「小説のキャラクターは、本当に作者が操っているだけなの?」 宇宙から身の周りのことまで、こういう誰もがした覚えのあるような想像が全て詰めこまれている。第二章までの種播き感、小道具のチョイス、文章全てに対して、こんなにワクワクしたの小学校以来では?というくらいワクワクした 「あまのがわのまっくろなあな」という言葉、見ただけで異常にワクワクすると同時に怖いような気もしたのだが、言葉にはこうした 意味以上の何かがあるのかな 

Posted by ブクログ

2018/01/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【ネタバレも含みます】 髙橋源一郎による、宮沢賢治「銀河鉄道の夜」のRemix(extended version)。源ちゃん好きな人はぜひ読んでみて。 源ちゃんに免疫のない人は、「日本文学盛衰史」「ペンギン村に陽は落ちて」あたりを読んで、自分に合うかどうか試してみるのもいいかも? とにかく深く読み込まず文章の流れに身をまかせれば、どれも面白く読めると思います。 ←というくらいしか書けないな。最果タヒによる解説(巻末エッセイ)が腑に落ちた。

Posted by ブクログ

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