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日本株式会社の顧問弁護士 村瀬二郎の「二つの祖国」 文春新書1131
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2017/08/18 |
| JAN | 9784166611317 |
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日本株式会社の顧問弁護士
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商品レビュー
2.7
4件のお客様レビュー
読む前は日米通商摩擦の事を詳細に書いてあるかと思ったが村瀬二郎の生涯を綴った伝記であった。 村瀬二郎という人がいかに大和魂を持った人で日本とアメリカのビジネスの違い、政治の世界での身の振り方を日本人に教えたフィクサーなのかなと読んでて感じた。 「仕事に誠実であれ」、「失敗する...
読む前は日米通商摩擦の事を詳細に書いてあるかと思ったが村瀬二郎の生涯を綴った伝記であった。 村瀬二郎という人がいかに大和魂を持った人で日本とアメリカのビジネスの違い、政治の世界での身の振り方を日本人に教えたフィクサーなのかなと読んでて感じた。 「仕事に誠実であれ」、「失敗するのは仕方がない。失敗を恐れるのではなく、そこから学んでこそ、成功にたどり着く。」 という言葉 また日系人が日本という国にどれだけ愛着を持っているか外から見ることによるアイデンティティの確立などが印象に残った。
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村瀬二郎とはまさに現代人に求めれられるダイバーシティをいち早くまた誰よりも深く追求した人物であるということが良くわかった。グローバル人材を目指すのであれば知っておくべき歴史であろう。 本書の纏め方として、時系列の前後や、突如別の登場人物についての描写が多くなったりと読みづらい箇所...
村瀬二郎とはまさに現代人に求めれられるダイバーシティをいち早くまた誰よりも深く追求した人物であるということが良くわかった。グローバル人材を目指すのであれば知っておくべき歴史であろう。 本書の纏め方として、時系列の前後や、突如別の登場人物についての描写が多くなったりと読みづらい箇所が多かった。また途中「これは、村瀬二郎についてのストーリーについての本なのか?」と疑問に思うこともあった。個別のストーリーは色濃いだけに、これは編集者の範疇なのかもしれないが、文章構成が一貫していない点が残念であった。
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山崎豊子の「二つの祖国」はずいぶん前に読んだことがあるが実に感動的な社会派小説だった。 一方本書は、「リアル」な人物史のようである。戦後の日米間での成功物語でもあるのだが、時代が現在に近づくにつれ「生臭さ」も見え隠れする。 現在、アメリカと日本の間にうごめくロビー活動集団を「ジャ...
山崎豊子の「二つの祖国」はずいぶん前に読んだことがあるが実に感動的な社会派小説だった。 一方本書は、「リアル」な人物史のようである。戦後の日米間での成功物語でもあるのだが、時代が現在に近づくにつれ「生臭さ」も見え隠れする。 現在、アメリカと日本の間にうごめくロビー活動集団を「ジャパンハンドラー」というそうだが、本書の主人公はその草分けかもしれない。 著者はジャーナリストだけあって、時代背景と個人のキャラクターを絡み合わせながら実に読みやすく仕上げている。日米間の時代の変転を知ることができる点は評価できるが、あまり深い考察は見当たらないようにも思え、ちょっと残念。 2017年9月読了。
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