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夢の浮橋 P+D BOOKS
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2017/08/10 |
JAN | 9784093523103 |
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夢の浮橋
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商品レビュー
4
5件のお客様レビュー
何とも評価に迷う作品。確かにどの登場人物にも自分を重ねるところがない。ストーリー、情景、文章、章立ての季節感など、センスを感じるが。 確かな事は、今の二十歳で桂子のような日本人はいないという事。
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なかなか流麗な文章で、話し言葉が美しい。小津監督の会話みたい。70年代の日本語って、こんな綺麗だったかしら。ヒロインは大学生だけど、着物を着こなし、茶道や能楽など古典の教養もあります。谷崎や川端の系譜を継ぐ文体には、倉橋の美意識を感じます。下界では全共闘騒ぎですが、ノイズ扱いです...
なかなか流麗な文章で、話し言葉が美しい。小津監督の会話みたい。70年代の日本語って、こんな綺麗だったかしら。ヒロインは大学生だけど、着物を着こなし、茶道や能楽など古典の教養もあります。谷崎や川端の系譜を継ぐ文体には、倉橋の美意識を感じます。下界では全共闘騒ぎですが、ノイズ扱いです。スワッピングや近親相姦を扱うとはセンセーショナルですね。ただ、子の世代に継承させる展開は技巧が過ぎるでしょう。
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初の倉橋由美子.流麗で豊かな文章と主人公牧田桂子がなんとも魅力的. 巻末の秀逸な解説に佐伯彰一がこの作品を評して「典雅なロココぶりと、放埓なバロックぶりとが、背中合わせにはりついている小説である」と書いていることが紹介されているが言い得て妙.これは桂子を評する言葉ととっても間違い...
初の倉橋由美子.流麗で豊かな文章と主人公牧田桂子がなんとも魅力的. 巻末の秀逸な解説に佐伯彰一がこの作品を評して「典雅なロココぶりと、放埓なバロックぶりとが、背中合わせにはりついている小説である」と書いていることが紹介されているが言い得て妙.これは桂子を評する言葉ととっても間違いはない. それにしても大学四年生の桂子さんの知的成熟ぶりと優雅な振る舞いには驚かされる.この小説が書かれた当時(1970年)にはリアリティがあったんだろうか?
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