1,800円以上の注文で送料無料
献灯使 講談社文庫
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫
  • 1225-01-04

献灯使 講談社文庫

多和田葉子(著者)

追加する に追加する

献灯使 講談社文庫

定価 ¥715

660 定価より55円(7%)おトク

獲得ポイント6P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品【送料無料】

店舗到着予定:4/5(日)~4/10(金)

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

4/5(日)~4/10(金)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2017/08/09
JAN 9784062937283

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

4/5(日)~4/10(金)

商品レビュー

3.4

125件のお客様レビュー

レビューを投稿

2026/03/20

物語の日本はどんな世界なのだろうと 不思議な気持ちで読み進めていました  老人がとても元気  子供たちは虚弱 精神は老成している  鎖国政策をとる日本  民営化される政府  ありがとう の言葉が死語になっている 仮設住宅や汚染という言葉から どうやら大災害後の日本で社会の仕組...

物語の日本はどんな世界なのだろうと 不思議な気持ちで読み進めていました  老人がとても元気  子供たちは虚弱 精神は老成している  鎖国政策をとる日本  民営化される政府  ありがとう の言葉が死語になっている 仮設住宅や汚染という言葉から どうやら大災害後の日本で社会の仕組みや価値観が 大きく変革したらしいことがわかってきます 日本の今の社会に見え隠れしている不穏さに 得体の知れない漠然とした不安を 抱くことがあるけれど 物語の世界に触れたことで不穏さの輪郭がくっきり見えてきました 今 自分が馴染んでいる価値観や世の中が 本当に正しいの? それで良いの? このままで良いの? 真っ直ぐこちらを見据えている表紙の ハシビロコウの眼差しに 問い詰められている気がして 居た堪れなくなりました せめて怒りだけは忘れないように 主人公の老人 義郎のように

Posted by ブクログ

2026/03/19

生きていくために形を変える 絶滅に向かう人類 現代を揶揄 鎖国な世界 メディア 苦しむという言葉の理解もできない 過剰な反応 溢れる情報に躍る人々を揶揄 なかなか文章が入ってこない、読み返しながら。 もう一度トライしたい、初のデストピア小説。

Posted by ブクログ

2026/03/16

 多和田葉子さん初読です。ドイツに住みながら日本語・独語で小説を執筆し、国内外多くの文学賞を受賞する国際的に評価の高い作家さんです。本作は2014年刊行で、表題作(2018年全米図書賞)の中編+短編4篇を収録。  『献灯使』は、原発事故による環境汚染禍の日本をモチーフにしている...

 多和田葉子さん初読です。ドイツに住みながら日本語・独語で小説を執筆し、国内外多くの文学賞を受賞する国際的に評価の高い作家さんです。本作は2014年刊行で、表題作(2018年全米図書賞)の中編+短編4篇を収録。  『献灯使』は、原発事故による環境汚染禍の日本をモチーフにしていることは明らかですが、歪な世界観や設定をはじめ、希望と危うさ・絶望が混在したような終末に困惑しながら、自分の解釈を確定しきれない印象をもちました。一方、多言語に精通する著者ならではの言葉へのこだわりは、国や言語の境界を軽々と越えている感がありました。  原発事故後、鎖国しディストピア化した日本。老人は超長寿、子供は虚弱で死亡率の高い世界に暮らす〈義郎〉とひ孫の〈無名〉。外来語の禁止、ネットも絶たれた閉塞社会から、無名が「遣唐使」ならぬ「献灯使」として国外へ渡る姿が描かれます。  なんとなく、本作が発表された当初以上に国際情勢も気象も少子高齢化も悪化し、とても幻想では済まされない不気味なリアルさが迫ってきます。〈無名〉の姿が犠牲ではなく希望であってほしいし、「献灯使」の命名も希望の表れと受け止めたいです。  他の4編も原発事故後の世界を背景としていますが、言葉遊び?で外国語翻訳は無理では?と思えるもの、『献灯使』の閉塞状況を補足するもの、人間が絶滅した後の動物たちの世界等、様々な視点から不穏な未来が描かれています。  文庫表紙の装画は堀江栞さん作品「凛然」。ダークで迫力あるハシビロコウの眼力に圧倒されます。痛みや悲しみを内包したような姿、じっと動かない辛抱強さが、妙に本作とマッチしている気がします。

Posted by ブクログ