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天皇の戦争宝庫 知られざる皇居の靖国「御府」 ちくま新書1271
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2017/08/03 |
JAN | 9784480069757 |
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天皇の戦争宝庫
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商品レビュー
3.5
3件のお客様レビュー
日清戦争以来の戦利品を収納する建物「御府」が皇居内に存在していた(建物自体は今も存在している)とは、全く知らなかった。 天皇は、太古から国と一体となって戦争をしていたと言えるのだろう。 天皇を護るため、平和主義者の仮面を被らせた、或いは自ら被った、という事なのであろう。
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皇居南東部に建設された5つの「御府」をめぐる近代史。著者は日経新聞で皇室・近現代史を担当した編集委員(刊行当時)。 日本軍が数々の鹵獲兵器を所有していたことは知っていたが、それが皇居内にあったとは知らなかった。著者によれば、御府には振天府(日清戦争)、懐遠府(北清事変)、建安...
皇居南東部に建設された5つの「御府」をめぐる近代史。著者は日経新聞で皇室・近現代史を担当した編集委員(刊行当時)。 日本軍が数々の鹵獲兵器を所有していたことは知っていたが、それが皇居内にあったとは知らなかった。著者によれば、御府には振天府(日清戦争)、懐遠府(北清事変)、建安府(日露戦争)、惇明府(第一次大戦、シベリア出兵)、顕忠府(済南・満洲・上海事変、日中戦争)の5つがあり、靖国神社と対になる形で天皇が前面に出るかたちで戦死者の顕彰を行っていた。各戦争による戦利品と戦死者の名簿も収蔵されており、中には渤海国に関する石碑もあった。修身の教科書等でその存在は紹介されていたが、皇居内の施設だったため、実際に見学できたのは軍関係者をはじめとする一部の人々でしかなかった(戦死者の遺族も昭和期に入るまで見学は認められなかった)。 帝国日本はいわゆる戦争博物館・戦争記念館を作らなかったが、この「御府」が代替を担っていたことになる。そうなると問題は戦後の収蔵品のゆくえである。著者も現時点でわかっていないという。やはりGHQ資料をつぶさに見ていくしか知る術はないのだろうか。
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序章 存在が隠されている皇居の一角 第1章 「朕が子孫、臣民に知らしむべし」―戦勝の記念と皇恩 第2章 輝ける明治の戦果―国民教育の施設へ 第3章 開放と崇敬の衰退―大正期の遠い戦争 第4章 靖国神社との直結―昭和の「十八年戦争」 第5章 封印された過去―歴史の宝庫として残った戦...
序章 存在が隠されている皇居の一角 第1章 「朕が子孫、臣民に知らしむべし」―戦勝の記念と皇恩 第2章 輝ける明治の戦果―国民教育の施設へ 第3章 開放と崇敬の衰退―大正期の遠い戦争 第4章 靖国神社との直結―昭和の「十八年戦争」 第5章 封印された過去―歴史の宝庫として残った戦後 著者:井上亮(1961-、大阪、ジャーナリスト)
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