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科学の最前線を歩く 知のフィールドガイド
定価 ¥2,640
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 白水社 |
発売年月日 | 2017/07/01 |
JAN | 9784560095638 |
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科学の最前線を歩く
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科学の最前線を歩く
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社会人向け講座の書籍化らしい。中学くらいまでの授業の知識が最先端科学とどう接続しているかがわかる。 例えばおしべとめしべ。一部の植物はなぜ雌雄が一つの個体の中に共存しているのか。紐解いていくと種族保存の戦略をめぐる「トレードオフ」を理解できる。 粘菌には司令塔にあたる「脳」の...
社会人向け講座の書籍化らしい。中学くらいまでの授業の知識が最先端科学とどう接続しているかがわかる。 例えばおしべとめしべ。一部の植物はなぜ雌雄が一つの個体の中に共存しているのか。紐解いていくと種族保存の戦略をめぐる「トレードオフ」を理解できる。 粘菌には司令塔にあたる「脳」の機能が一切ないのに、なぜ餌に向かって動いたり敵から逃げたりできるのか。これを実験で再現するために、空気を入れた浮き輪のようなものを組み合わせたロボットを作成し、神経同士の相互フィードバックの仕組みを解き明かす。 今うちの娘が苦労している最大公約数、最小公倍数、素数。素数を含む整数の積を素因数分解する最適解法は実はまだ見つかっていない。よって暗号化技術に応用されている。 AIの発達に伴い、知識の詰込みは無意味、演習を繰り返す必要はない、計算はコンピュータがやればよい、これからは思考力の時代。と皆が主張している。 でも実際に思考力で勝負している人は、大量の周辺知識とトライアンドエラーの大切さを知っている人ばかりじゃん、というのが素直な読後感。
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またこんなにもいろんな分野があってそれぞれが深淵で、すこし情報過多に投げ込まれた気分。 最後の方の数学の部分を読み飛ばす自分の弱さ?なのかな?がいた。 自分の分野を絞ることは大切だと思う。なにをするか。すごく大変な問題だ。捨てること。まぁ結局やること。 でもとてもしんどいよね。ど...
またこんなにもいろんな分野があってそれぞれが深淵で、すこし情報過多に投げ込まれた気分。 最後の方の数学の部分を読み飛ばす自分の弱さ?なのかな?がいた。 自分の分野を絞ることは大切だと思う。なにをするか。すごく大変な問題だ。捨てること。まぁ結局やること。 でもとてもしんどいよね。どうなるか分からんし。
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本書は、東大教養学部主催・生産技術研究所共催の「高校生のための金曜特別講座」の2014~2017年度の講義の中から、最新の自然科学の知見から、いま必要な20の〈知〉の領域について、講師陣から新たに寄稿された論文を収めたもの。尚、文系的領域を扱った姉妹編『分断された時代を生きる』も...
本書は、東大教養学部主催・生産技術研究所共催の「高校生のための金曜特別講座」の2014~2017年度の講義の中から、最新の自然科学の知見から、いま必要な20の〈知〉の領域について、講師陣から新たに寄稿された論文を収めたもの。尚、文系的領域を扱った姉妹編『分断された時代を生きる』も出ている。(東大副学長の石井洋二郎氏は、本書の冒頭で、文系・理系の二分法に意味はなく、「むしろ自明のように思われている既成の枠組みを疑ってみること、いっさいの先入観を捨てて、すでに引かれている境界線の根拠自体をあらためて問い直してみる姿勢こそが、これらの文章を貫く横糸である」と述べているが。。。) 同講座は、2002年から東大駒場キャンパスで金曜の17:30~19:00に開催されており、高校生だけでなく一般市民も多数受講しているという。 執筆者は、1992年発刊のベスト&ロングセラー『ゾウの時間 ネズミの時間』の本川達雄氏から、2015年に「ニュートリノ質量の存在を示すニュートリノ振動の発見」でノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章氏まで、東大の学内外の20名の研究者。 取り上げられたテーマも、生物にとっての時間、人のいのち、生物の死、DNA鑑定、植物の自家受精、iPS細胞と再生医療、飛行機の原理、イモムシ型ロボット、きのことカビとバイオマス、宇宙太陽光発電、こころと脳科学、音、肌、建築のデザイン、ネコのこころ、超新星爆発、素数、地球と生命の進化、地球の形、ニュートリノ。。。と、幅広いフィールドから、興味深いテーマが取り上げられている。 私は、文系出身のアラフィフのサラリーマンであるが、本書を通して「科学の最前線」の現状を垣間見ることができた。 新書数(十)冊分の知見が得られる、知的満足度の高い一冊である。 (2017年11月了)
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