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梁塵秘抄 講談社学術文庫2440
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2017/07/11 |
| JAN | 9784062924405 |
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梁塵秘抄
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商品レビュー
4
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※このレビューにはネタバレを含みます
梁塵秘抄の副読本にこちらを。梁塵秘抄の歌自体は歌自体として全体を眺めて、自分が好きな歌を見つけるのには必要だったけれど、こちらも一緒に読まないと片手落ちだったので読んでよかったです。時代背景や空気感、特にアソビメと呼ばれた白拍子は、江戸以降の遊女とイメージを混同してはならないことなど、改めて指摘されないと曖昧なまま読んでいそうだったので。 …卑賤なものの歌は、勅撰集では読人しらずとするのが故実なのに、遊女はその名を記されている。遊女は身分を超越した非社会のもの、当時の用語でいえば、非人であり、そういうものとして歌との間に特殊な因縁があると目されていたのではなかろうか。(p.206) その流れの一つが、秘抄の歌は、和歌とは一線を画すものというもの。 …「やまとうた」である和歌は「やまとことば」で以てうたうという伝統の規制が強く、俗語や漢語は総じて晴がましくないものと見なされていた。(p.128) それから秘抄の歌を読むだけでは、他にどんな和歌からこの歌が生まれているのかという血脈を分かりきらないことも多々あったので、そこを読めたのもよかった。 思ひは陸奥に 恋は駿河に通ふなり 見初めざりせばなかなかに 空に忘れてやみなまし(335) 思いは胸に満ち遠くみちのくの果てまで、恋する心はするがの国まで歌謡、と懸けことばを以てしたもので、「思ひかね心は空にみちのくの…」(平家物語「小督」)、「人しれぬ思ひを常に駿河なる…」(古今集)等の技法と同じである…(p.131) …「空に忘れてやみなまし」とかの語法は、古今集の世界を経過しないことには絶対に出てこれないだろう。そしてそれが梁塵秘抄歌に、古代歌謡には見られぬ情緒的甘美さと優しさを与えたのである。秘抄歌において中世的歌謡は成立するということができる。そしてこの甘美さは室町期の閑吟集になると、さらに媚を含んだ、とろけるような調べを生み出してくる。 …ただ、人には馴れまじものぢや 馴れて後に 離るるるるるるるるるが 大事ぢやるもの (p.134) (まったく、人には馴染むものではないわ。馴染んだら、離れる時がたいへんですもの) 何この歌…!可愛すぎる…ということで閑吟集にも興味が湧いてきたので次は新潮日本古典集成で借りてこようかしら。 梁塵秘抄の魅力はその「身体性」にあるというのも、その通りだなと思ったこと …俊成あるいはもっと広く新古今の歌人たちが歌をなおざりに作ることをせず、、ことばをもみにもみ、それによって和歌表現の新しい技術を拓いたというのはその通りだとしても、梁塵秘抄の側から眺めると、そのことばに身体性の欠けていることが、ひどく気にかかる。…梁塵秘抄の歌は…徹底して俗語と日常語の世界にぞくする。…日常語を全く排したところで、つまり身体性を欠いたことばで果たしていかなる詩が成りたつかは、つねに真剣な問いでありうる。(p.170) 今様と伝統的な催馬楽が、…没交渉ではあり得なかった。だがにもかかわらず、今様の本質は民間の歌謡たる点にあるわけで、現にそれを管理し伝承していたのは、主として遊女や傀儡子らであった。(p.189) このハイとロー、というと語弊があるかもしれないが、混じる感じ、まさに文化という感じ。今もそう言えるかは置いておいても、文学と漫画が混じるとか、クラシックとポップスが交差するとか、そういう話ですよねえ
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第1部 梁塵秘抄の歌 第2部 梁塵秘抄覚え書 付 和泉式部と敬愛の祭 著者:西郷信綱(1916-2008、大分県、日本文学) 解説:三浦佑之(1946-、津市、日本文学)
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