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昭和史講義(3) リーダーを通して見る戦争への道 ちくま新書1266
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昭和史講義(3) リーダーを通して見る戦争への道 ちくま新書1266

筒井清忠(編者)

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昭和史講義(3) リーダーを通して見る戦争への道 ちくま新書1266

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2017/07/01
JAN 9784480069771

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商品レビュー

3.6

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2022/07/14

戦前の昭和史を事件ごとに、最新の研究を成果を踏まえて解説する「昭和史講義」のシリーズは、学ぶところが多い。なんとなく、イメージとして、こんなことなんだろうと思っていることが、現在の研究ではニュアンスが変わっていることがわかると歴史の理解が深まるし、今の日本の見方も変わってくる感じ...

戦前の昭和史を事件ごとに、最新の研究を成果を踏まえて解説する「昭和史講義」のシリーズは、学ぶところが多い。なんとなく、イメージとして、こんなことなんだろうと思っていることが、現在の研究ではニュアンスが変わっていることがわかると歴史の理解が深まるし、今の日本の見方も変わってくる感じがする。 そんなシリーズの3弾目は、国の政治リーダー、首相や外務大臣などの人物ごとの解説。前の2冊で議論されたことを違う角度から見つめ直すような感じ。 あらためて、こうしたリーダーを人物としてみてみると、当たり前だが、とても優秀、有能な人々だということがわかる。 こうした優秀な人々が、そして人格もしっかりしていて、人望もある人々が、時代のなかで、愚かなことを考えて、やってしまうという構造をリアルに感じた。つまり、政治というか、戦争というのは、そういうことなのだ。 とくに衝撃だったのは、近衛文麿と松岡洋右で、そのポピュリスト的で全体主義への共感性の高いこの二人が、日本が勝てない戦争に進んだことに、もっとも責任が重いと思っているのだが、本人は、言っていることと本当に考えていることは同じではないという。つまり、政治的な権力闘争のなかで、相手を騙したり、全体をある方向に誘導して、かならずしも本意でない発言をしたりする。 そういう政治的な発言が、本人の意図を超えて、違う流れを生み出していくという不運。 そういうなかで、結局、戦争の責任をおうことになった東条英樹は、(やはり)官僚的に有能なだけの人。いわば、アイヒマンみたいな人なのだ。 だれもアメリカと戦争をしたくないのに、どんどんそっちのほうに引き込まれている。 身につまされる話が多かったかな? まあ、そんなに責任のある仕事をしているわけではないので、あんまり関係ないかもだが。。。。

Posted by ブクログ

2020/12/21

3巻目は首相や首相候補・外相などの列伝、人物から見る戦前・戦中の昭和史。1920年代から終戦に至るまでにリーダーを務めた人物15人に焦点をあて、実証的研究の成果をふまえてその実像に迫る。「リーダーを通して見る戦争への道」の副題どおり、各人物の行動や思想・政策などから、戦争に至る過...

3巻目は首相や首相候補・外相などの列伝、人物から見る戦前・戦中の昭和史。1920年代から終戦に至るまでにリーダーを務めた人物15人に焦点をあて、実証的研究の成果をふまえてその実像に迫る。「リーダーを通して見る戦争への道」の副題どおり、各人物の行動や思想・政策などから、戦争に至る過程を見ていく。なぜ、そうなったのか? 現時点における確度の高い説が提示されている。

Posted by ブクログ

2018/01/27

<目次> 第1講  加藤高明~二大政党政治の扉 第2講  若槻礼次郎~世論を説得しようとした政治家の悲劇 第3講  田中義一~政党内閣期の軍人宰相 第4講  幣原喜重郎~戦前期日本の国際協調外交の象徴 第5講  浜口雄幸~調整型指導者と立憲民政党 第6講  犬養毅~野党指導者の奇...

<目次> 第1講  加藤高明~二大政党政治の扉 第2講  若槻礼次郎~世論を説得しようとした政治家の悲劇 第3講  田中義一~政党内閣期の軍人宰相 第4講  幣原喜重郎~戦前期日本の国際協調外交の象徴 第5講  浜口雄幸~調整型指導者と立憲民政党 第6講  犬養毅~野党指導者の奇遇 第7講  岡田啓介~「国を思う狸」の功罪 第8講  広田弘毅~「協和外交」の破綻から日中戦争まで 第9講  宇垣一成~「大正デモクラシー」が生んだ軍人 第10講  近衛文麿~アメリカという「幻」に賭けた政治家 第11講  米内光政~天皇の絶対的な信頼を得た海軍軍人 第12講  松岡洋右~ポピュリストの誤算 第13講  東条英機~ヴィジョンなき戦争指導者 第14講  鈴木貫太郎~選択としての「聖断」 第15講  重光葵~対中外交の可能性とその限界 <内容> 筒井氏監修の昭和史講義シリーズの第3弾(第2弾は読んでいません

Posted by ブクログ

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