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僕らの社会主義 ちくま新書1265
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2017/07/01 |
JAN | 9784480069733 |
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3.7
13件のお客様レビュー
19世紀イギリスの社会主義は夢想的、空想的と言われたが、現代社会の課題解決の為にここにルーツを求める二人、コミュニティデザイン山崎亮さんと哲学者國分さんの本 こころに残った事柄など… * 「楽しさ自給率」を上げる。コミュニティの活動も他人から与えられるのではなく自分たちで楽し...
19世紀イギリスの社会主義は夢想的、空想的と言われたが、現代社会の課題解決の為にここにルーツを求める二人、コミュニティデザイン山崎亮さんと哲学者國分さんの本 こころに残った事柄など… * 「楽しさ自給率」を上げる。コミュニティの活動も他人から与えられるのではなく自分たちで楽しさを見つける * 2025 団塊の世代が全員75歳以上になる * 社会福祉 * 「地域が丸ごと開かれた福祉施設」←皆が施設に入るのではなく自宅で過ごしたい人たちが帰ってくる。コミュニティデザインの人の話。課題はたくさんありそうだが理想をここに置くのは良いと思う * 地域主体→楽しい社会主義。社会主義とは歴史的に旧ソ連の独裁など怖いイメージがするが、19世紀イギリスの社会主義提唱者はマイルドな人々が集って対話して課題を解決する姿を理想としていた。と私は受け取った
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社会主義や共産主義は過去の失敗から独裁や権威主義といったイメージが強く根付いているが、重要なのはそこではなくそれらの起源や本質に迫ることである。すなわち近現代の社会運動家が目指した有力階級以外の人々も平等に幸福に暮らせる理想の社会について紐解くことは現代社会においても大きな意義が...
社会主義や共産主義は過去の失敗から独裁や権威主義といったイメージが強く根付いているが、重要なのはそこではなくそれらの起源や本質に迫ることである。すなわち近現代の社会運動家が目指した有力階級以外の人々も平等に幸福に暮らせる理想の社会について紐解くことは現代社会においても大きな意義がある。
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あんまりいい印象のない「社会主義」。 それをちょっと軽く「ぼくらの社会主義」といわれても・・・と思いつつ、自分の長らくの疑問に対して、最近、いろいろな面でヒントを与えてくれる國分さんの本なんで、読んでみた。 いわゆるマルキシズム、共産主義、ボルシェヴィズムとは違う、歴史的にも...
あんまりいい印象のない「社会主義」。 それをちょっと軽く「ぼくらの社会主義」といわれても・・・と思いつつ、自分の長らくの疑問に対して、最近、いろいろな面でヒントを与えてくれる國分さんの本なんで、読んでみた。 いわゆるマルキシズム、共産主義、ボルシェヴィズムとは違う、歴史的にもうひとつの可能性としてあったイギリスの社会主義。 まあ、いわゆる「空想的社会主義」とエンゲルスの言ったものなんだけど、「空想」じゃなくて成功した事例もあるわけで、適切なネーミングではないとのこと。 そうか〜。いわゆる共産主義は嫌いな人も、「空想的社会主義」というラベルをつけられているものをあえて学んでみようという気はおきない。 で、そのもう一つの社会主義は、楽しい、美しいものということ。 働く人、生活する人が楽しいこと。生活を美しくすること。 たしかにこれって、素敵だな〜。 ロバート・オウェンは、ニュー・ラナークで成功したんだけど、同様の取り組みをアメリカでやってことごとく失敗したとのこと。彼は、村や町という単位でシステム全体を変えないとその下位システムを変えてもダメという考えだったんだけど、弟子たちはまずは具体的にやれるところから小さく始めるというステップをとりはじめる。これがうまく行って、いまだに活動を続けている協同組合もあるとのことで驚き。 もちろん、システムの一部を変えることに成功しても、それをシステム全体の大きな変革につなげることはまた別の話しみたいで、かならずしもそこが成功しているわけではなさそう。 この話って、いろいろな面でとても示唆に富むな。つまりは、システムとサブシステムの関係、システムの境界ということが関係しているんだと思う。 イギリスの社会主義にもいろいろな課題があって、それをそのまま受け入れるという話しではなくて、いいところをつまみ食いしようというのがこの本の主旨。 本の最後のほうでは、市民参加の話しとか、ファシリテーション、ワークショップの話になってくる。 これって、ティールぽいな〜、と思った。 欲をいえば、ロバート・オウエン、ウィリアム・モリス、ジョン・ラスキンなどの考えていたこと、具体的やっていたことがもう少し紹介されているとよかったかな。 あと、フーリエとか、サン・シモンとか、他の「空想的社会主義者」との違いとかも整理してほしかった。 きっと、その辺の話しは、違う本をよめば、書いてあるんだろうけど。
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