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書店員X 「常識」に殺されない生き方 中公新書ラクレ589
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2017/07/07 |
JAN | 9784121505897 |
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商品レビュー
4
15件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
「文庫X」という企画で、あるノンフィクション本をベストセラーにし、全国的なムーブメントを引き起こした地方の書店員の話。 文庫Xは自分も実際に購入して読んでいたのと、著者の勤めるさわや書店が好きなので読んでみた。 前半部分は文庫Xの誕生にまつわるエピソード。文庫Xは書名や内容を伏せて売るという売り方で、その斬新な方法も着目されたが、この本だったから上手くいったということが強調されていた。 後半は、前半のエピソードをもとにした、常識にとらわれるな、という著者からのメッセージ。ただ、個人的には、前半部分とあまり繋がっていないというか、抽象的な話が多いような気がして、退屈に感じてしまった。 何にせよ、さわや書店、盛岡にお立ち寄りの際は一度、ぜひ。
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図書館にて。 ブクログで私の本の感想にいいねを押してくれた方の本棚にあった本。 もともと文庫Xについて当時聞いたことがあり、その時の話ならぜひ読んでみたいと思って注文してみた。 この本は確かに文庫Xの企画の話から始まるが、そこから始まる本の売り方選び方、物事のとらえ方、生き方に至るまでわかりやすい言葉で率直に語られている。 この方の器用とはいえない今までの生き方の中に、本に対する真摯な姿勢が感じられて、信用できるし安心する。 まず文庫Xにあの本を選ぶということがもう…。 図書館で借りた本として読んだが、この「書店員X」は「文庫X(本当の書名は自主規制)」とともに絶対に手に入れようと思っている。 余談だが、文庫Xとして売られた本が参考文献の一つとなっているドラマが現在放送中だ。 内容が内容だけにドラマ化されるには相当な苦労もあったようだし、放送中の現在も圧力がかかっているなどと噂されているが、実際見ていると思い切った内容であるし、制作側の覚悟が感じられる。 これは文庫Xとなった本の著者の心意気とつながるものであるし、それをどうしても売りたいと思った書店員Xの著者長江さんの思いにも、読者の私たちがそれぞれの本を読んで感じた思いとも全部リンクしていると思う。 この本について誰かとほとんど語り合ったことはないが、言葉を交わしたことのないたくさんの人と同じ気持ちを共有していると思える。 本はやっぱりすばらしい。
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当時書店員だった私がそんな売り方が?と羨望と悔しさを感じていた文庫Xの舞台裏的な軽い本を想像して手に取ったのですが、世の中の常識や先入観にいつのまにかがんじがらめになりあたりまえと思っている事は果たして本当にあたりまえなのか?そもそもあたりまえとは何なのか?本文中に幾度となく出て...
当時書店員だった私がそんな売り方が?と羨望と悔しさを感じていた文庫Xの舞台裏的な軽い本を想像して手に取ったのですが、世の中の常識や先入観にいつのまにかがんじがらめになりあたりまえと思っている事は果たして本当にあたりまえなのか?そもそもあたりまえとは何なのか?本文中に幾度となく出てくる「常識」「先入観」「自由」という事について常に考え続けさせられる本であった。
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