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夢三夜 新・酔いどれ小籐次 八 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2017/07/06 |
| JAN | 9784167908799 |

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夢三夜
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商品レビュー
3.3
7件のお客様レビュー
なんだか変だなぁと思いつつも読み進めた。もしかしたら前に読み終えていたのかとも思ったが、そうでもない。どうやらこの後の9巻を先に読んでしまったようだ。それでも、全く問題ないのが、本シリーズの良いところだ。 それはそれとして、今日は「家族」について考えてみたい。エンタメ時代小説...
なんだか変だなぁと思いつつも読み進めた。もしかしたら前に読み終えていたのかとも思ったが、そうでもない。どうやらこの後の9巻を先に読んでしまったようだ。それでも、全く問題ないのが、本シリーズの良いところだ。 それはそれとして、今日は「家族」について考えてみたい。エンタメ時代小説なのだから、読み飛ばせばいいだけなのだが、そんなテーマ性が文底に忍ばされているような気がするからだ。 先ずは小藤次の家族構成。父・伊造は豊後森藩の下屋敷の厩番。母親は勝手女中のさい。さいは小籐次を産んだ後、まもなく亡くなる。だから、母親の顔すら知らずに育つ。妻・おりょう。才色兼備の歌人。風采の上がらない初老の下級武士とのカップリングが現実にはあり得ないが、そこは小説の小説たる所以。もう一つ、ぶっ飛んでる設定が小籐次の養子・俊太郎。小籐次の命を狙った刺客の1人・須藤平八郎の遺子を引き取って育てている。生みの親の命を奪ったいわば親の仇が育ての親なのだから、子供の心中は複雑であろう。 さて、おりょうの実家・北村家は歌人の家。しかも分家とあっては、武家社会では社会的地位は必ずしも高いとは言えない。そんな北村家を嫌って高禄の旗本に婿入りしたのが、おりょうの兄である。家制度が社会の根幹となっていた江戸時代にあって、嫡男でありながら家を継がない、しかも他に男子がいなのだから、お家断絶を覚悟の行動である。そこにあったのは出世欲であった。そして野望が潰えた時、身勝手な欲望は嫉妬へと変貌を遂げ小藤次に命のやり取りを迫った。そんな時、父が兄の心臓をひと突き。決然と責任ある行動に出たのだった。そして小藤次の活躍により病死として処理されて、物語はメデタシメデタシ。まことに日本人らしい解決である。 小藤次、おりょう、俊太郎の3人には全く血縁関係がない。それにもかかわらず、仲睦まじく信頼しあった家族関係を作り出している。それに対して、北村家では血の繋がった兄妹、親子であっても兄の身勝手さに振り回されて、家族が崩壊している。世の中の犯罪の半分は血族間で起きている事実に照らしても、家族とは難しいものである。もう一つは、父親の行動である。いかに親の責任とはいえ、これから我が子殺しの罪を背負って生きていかねばならないのである。そこまでの責任を負うべきなのであろうかと思う。
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今回はおりょうの実家である北村家が多く登場した。 豊かではないけれど非常に気持ちの良い一家と感じていたけれど、そんな家にも実は困った家族がいるというのは小説の常套手段であり、北村家では兄がその役でした。今回の騒動は御歌学者の父、北村舜藍の潔い強さに救われた感じです。 小籐次が老眼...
今回はおりょうの実家である北村家が多く登場した。 豊かではないけれど非常に気持ちの良い一家と感じていたけれど、そんな家にも実は困った家族がいるというのは小説の常套手段であり、北村家では兄がその役でした。今回の騒動は御歌学者の父、北村舜藍の潔い強さに救われた感じです。 小籐次が老眼鏡に対して抵抗を感じながらもその効果に驚くところに親近感を持ちました。
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4年振りにこのシリーズを読んだが、意外に覚えていた。これまでは結構大きな事件に巻き込まれることが多かったように思うが、今回はその意味では地味。老眼鏡を手に入れた小籐次は、砥ぎ仕事に精が出そう
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