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タラブックス インドのちいさな出版社、まっすぐに本をつくる
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タラブックス インドのちいさな出版社、まっすぐに本をつくる

野瀬奈津子(著者), 松岡宏大(著者), 矢萩多聞(著者)

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タラブックス インドのちいさな出版社、まっすぐに本をつくる

定価 ¥2,420

1,430 定価より990円(40%)おトク

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 玄光社
発売年月日 2017/06/30
JAN 9784768308516

タラブックス

¥1,430

商品レビュー

4.1

17件のお客様レビュー

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2024/02/02

矢萩多聞さん繋がりで。 なんのために本を作るのか? 人を幸せにするために。 絵本を読んだ後味わう幸せな気持ちが好きだ。 それを作っている人達が、幸せであるなら、尚のことうれしいし、きっと読み手にも伝わるはずだ。 自分の頭で考えて、よく話し合って作られた、内容とデザイン共に...

矢萩多聞さん繋がりで。 なんのために本を作るのか? 人を幸せにするために。 絵本を読んだ後味わう幸せな気持ちが好きだ。 それを作っている人達が、幸せであるなら、尚のことうれしいし、きっと読み手にも伝わるはずだ。 自分の頭で考えて、よく話し合って作られた、内容とデザイン共に良い、そんな作品を手にしたい。 明日、絵本屋さんに行ってみよう。

Posted by ブクログ

2023/08/20

インドの小規模出版社、タラブックスは世界中から注目されている。その秘密とは? インドには多くの少数民族がいて、それぞれの民族アート(トライバルアート)を見出して手隙のコットンペーパーにスクリーンプリントし、手で綴じるハンドメイドブックスは近年、ことに出版やアート業界では注目され...

インドの小規模出版社、タラブックスは世界中から注目されている。その秘密とは? インドには多くの少数民族がいて、それぞれの民族アート(トライバルアート)を見出して手隙のコットンペーパーにスクリーンプリントし、手で綴じるハンドメイドブックスは近年、ことに出版やアート業界では注目されました。日本でも数種類の絵本が話題を読んでいました。実際に以前一冊購入しましたが、その印象は、丁寧なモノづくりで、これは日本では作れないし、流通させられないだろうなあ、ということでした。オフセット印刷では出せない鮮やかな色合いや手触りの良いコットンペーパーで作られたこんな絵本は、確かに日本では見たことがありませんでした。そんなタラブックスの内情を取材した本があるというので読んでみたわけです。 そこに描かれているのは、小規模で事業を拡大しない、世界的に話題になって注文が殺到しても生産規模を変えない、従業員のみんなが負担にならない仕事量、丁寧さが失われない事業規模を守って運営するという、成長が大前提の今の世界の企業的価値観からすればちょっと変わった出版社の姿でした。環境への意識も高く、ケミカルフリーのものづくりや古着から作られるコットンペーパーの話などが印象的だし、社会的な地位の低いアーティスト(インドでは職人の扱い。職人は主にカースト底辺の仕事)の地位向上のために方々を回り、会話を重ねて一冊一冊丁寧に本を作っている姿勢はとても素敵で(詳しく記述されないのですが、根強く残るカーストへの挑戦でもあるのでしょう)、これこそSDGsを体現した企業だし、作っているもののクリエイティビティはとても魅力的でした。日本では絶対に生き残れなさそうなこうした出版社が生まれるのも、価値観が多様で奥深いインドならではなのかもしれません。こんな出版社があったら働きたいなあ、と、出版に関わる人なら誰でも思うのではないでしょうか。僕も少しでも哲学を持ってこうした丁寧な仕事をしていきたいものだと思いました。 ちなみに創業者の二人の女性はドイツに留学していたり女性の地位向上の活動家だったりするので、こうした出版社を立ち上げるのもなるほどなあ、といったところです。あとソ連みが少しあるのも。

Posted by ブクログ

2023/07/02

タイトルにもある通り、インドのちいさな出版社 タラブックスについてのルポルタージュ。 タラブックスの名を世界に知らしめたシルクスクリーン印刷のハンドメイド絵本がどのようにして生まれることになったのか、その製作過程も知ることができる。 しかし、タラブックスの存在、創設者の二人やそこ...

タイトルにもある通り、インドのちいさな出版社 タラブックスについてのルポルタージュ。 タラブックスの名を世界に知らしめたシルクスクリーン印刷のハンドメイド絵本がどのようにして生まれることになったのか、その製作過程も知ることができる。 しかし、タラブックスの存在、創設者の二人やそこで働く人々、製作に携わるアーティスト、彼らが生み出す作品、すべてが出版業界だけでなく、今の社会や仕事というもののありように対する深い問いかけになっている。 どう生きるか、どう人生と向き合うかも考えさせられた。 効率を求め時間に追われ、利潤追求、売上拡大をひたすら目指す、そんな生活をしている人にはぜひ読んでもらいたい。

Posted by ブクログ