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歌行燈 岩波文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2017/06/17 |
JAN | 9784003600283 |
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歌行燈
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商品レビュー
4
10件のお客様レビュー
大筋はわかる。お三重が宗山の娘であるという話の核であるところを読み落とすなどまだまだ甘いところがある。読みにくい本ではないはず。
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『東海道中膝栗毛』になぞらえながら旅をする愉快な老人ふたり。ふたりの乗った人力車は旅芸人の横を通り過ぎる。その旅芸人は酒をあおりながら告白する。 「私はね…お仲間の按摩を一人殺しているんだ。」 一方、近くの宿に泊まった老人ふたりは、座敷に呼んだ芸妓の身の上話に耳を傾ける。 『膝...
『東海道中膝栗毛』になぞらえながら旅をする愉快な老人ふたり。ふたりの乗った人力車は旅芸人の横を通り過ぎる。その旅芸人は酒をあおりながら告白する。 「私はね…お仲間の按摩を一人殺しているんだ。」 一方、近くの宿に泊まった老人ふたりは、座敷に呼んだ芸妓の身の上話に耳を傾ける。 『膝栗毛』を引用した軽妙な出だしから一転、月明かりと町の行燈のもと、旅芸人と芸妓の語りが交錯する。文章も美しくリズミカルで、鏡花ならではの耽美的な作品。自然主義全盛の時代にありながら、自らの作風を貫いた泉鏡花の代表作。
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黙って読むというよりは声に出して読みたい作品だ。ただやっぱり註釈のページとパタパタしながら読み進めたので、本の薄さの割に時間がかかった。 自然主義真っ盛りの明治中期にまったくそぐわない戯作的な味わいでありつつ、2ヶ所で展開されていた話がひとつに交わるカタルシスが組み込まれている...
黙って読むというよりは声に出して読みたい作品だ。ただやっぱり註釈のページとパタパタしながら読み進めたので、本の薄さの割に時間がかかった。 自然主義真っ盛りの明治中期にまったくそぐわない戯作的な味わいでありつつ、2ヶ所で展開されていた話がひとつに交わるカタルシスが組み込まれているのだから、やはり技巧的な明治の作家の仕事だ。
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