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わけあり記者 過労でウツ、両親のダブル介護、パーキンソン病に罹った私

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商品レビュー
3.9
8件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
わけあり記者 ~過労でウツ、両親のダブル介護、パーキンソン病に罹った私 著者:三浦耕喜 2017年6月15日 発行:高文研 著者は岐阜県各務原市出身、京大卒。 日本の一般新聞には、中央紙(全国紙)、ブロック紙、ローカル紙があり、他に業界紙や専門紙などもあり。ブロック紙は複数県にまたがって発行する全国紙につぐ新聞で3紙あるが、最強なのは著者が勤める中日新聞である。首都圏では東京新聞を発行し、5大紙につぐ。東海地区では他紙を押さえて圧倒的な強さ。 この本の副題を読むだけで、もう絶望的な響き。昔、学校でヘレン・ケラーを勉強し、三重苦という言葉を習ったが、著者は現代版の三重苦ともいえる。それでもなんとか記者の仕事をしながら、介護もできているのは、安定企業に勤めているお陰に他ならない、と考える人は少なくないはず。実際、そういう面は強いと思うが、それだけでもない。一言で言えば、本人の気質や人間性、冷静さによる面が強いと思う。- うつは、ちゃんと治療すれば克服できる。介護も大変だが、お金があればなんとかならないわけでもない。しかし、根治の方法が分かっていないパーキンソン病については、症状を遅らせる以外に方法がない。メモ取りが追いつかないので取材はICレコーダー頼み、記事は指一本でのパソコンを打ち。足を引きずりながらなので、通勤時の歩行は倍かかり、その症状は年々重くなっていくばかり。 それでも自暴自棄になるどころか、なんとか現実と折り合いをつけ、寝たきりの父親と認知症の母親の介護を妻とこなし、あと十数年できそうな記者の仕事を勤め上げていく。EQが高くなければ無理なことだろう。 うつを発症したとき、著者は5ヶ月ぐらい仕事を休んだが、その間に投稿したフェースブックの記事を載せている。激しく上司を批判している記事が目を奪う。自らがうつになり、そこで初めて弱者に目が向いたというのではない。著者は元々、弱者を見続けてきた。パワハラ、セクハラ、過労働を強いられている“労働弱者”、社会からの救いの手が圧倒的に不足している介護地獄の現実・・・このままでは死を選ぶかもしれない人々がいるのに、あるいは介護対象者を殺すかもしれないのに、黙って見ているのは国家による「未必の故意」ではないか。著者の視点が読者に突き刺さる。
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中日新聞・両親ダブル介護を読み 三浦さんの著書も読みたくなった。 長時間労働の末、うつ病を発症。 実家の両親の老々介護の限界のため介護転勤となる。 自身はパーキンソン病と、次から次へと難問が。 介護の話は、他人事ではなく 三浦さんと同じ気持ちで読み進めた。 共有することで勇気...
中日新聞・両親ダブル介護を読み 三浦さんの著書も読みたくなった。 長時間労働の末、うつ病を発症。 実家の両親の老々介護の限界のため介護転勤となる。 自身はパーキンソン病と、次から次へと難問が。 介護の話は、他人事ではなく 三浦さんと同じ気持ちで読み進めた。 共有することで勇気がもらえる。
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職場で東京新聞を読むことが日常業務のひとつになっている私。「生活部記者の両親ダブル介護」をはじめ興味を引かれる記事に「三浦耕喜」と署名のあることがわりとある。三浦さんは中日新聞の記者で、そのおひざ元である岐阜の旅館のラウンジの本棚にあったのを借りて1泊の間にやや飛ばしぎみに読んで...
職場で東京新聞を読むことが日常業務のひとつになっている私。「生活部記者の両親ダブル介護」をはじめ興味を引かれる記事に「三浦耕喜」と署名のあることがわりとある。三浦さんは中日新聞の記者で、そのおひざ元である岐阜の旅館のラウンジの本棚にあったのを借りて1泊の間にやや飛ばしぎみに読んでみた。 一時は政治部でも辣腕だった三浦さんは頑張りすぎてメンタルがやられてしまう。その後、両親の認知症や身体の衰えから介護の必要性も出てきて、岐阜や名古屋ので生活部記者として活躍するようになる。さらに今では自分のパーキンソン病まで加わっているとか。 これまでの生き方とか、今の気持ちとか読んでいると、私が記事だけで想像していた三浦さんらしいなと思える。何というか、自分のからだや人生と折り合いをつけながら「下りていく生き方」を体現してくれている。いろんなことが重なりあってのわけあり記者人生だけど、これからも三浦さんの記事を読み続けたいし、その着眼点を楽しみにしている。
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