まんがでわかる サピエンス全史の読み方

山形浩生(著者), 葉月

• 販売会社／発売会社: 宝島社
• 発売年月日: 2017/06/01
• JAN: 9784800271556

商品レビュー

2022/10/29

ざっくりとした概要の本なのでとても分かりやすかった。人類はフィクションの信じ、それを現実のものとして今まで歴史を紡いできた。そして今はそのフィクションが崩壊しつつあり、新たなフィクションを想像しなければならなくなっている。それはどんな虚構なのか、そしてその先に我々の幸福はあるのか？
これは全体の問題でもあるし個人の問題でもある。自分自身でもちゃんと考えなくてはならないと思った。

2022/05/15

原著は知っていたが、まずは概略を知ろうと本書を手に取った。

サピエンスだけが虚構を信じることができた。想像力はサピエンスだけが持つ特殊能力。
サピエンスは言葉を使い、複雑なフィクションを共有できた。例えば善行をすれば天国に行ける。というフィクション。
架空の秩序が、私たちを分類し、意味づけている。
世界をグローバル化する３つの虚構。貨幣、帝国主義、宗教。

共有するフィクションが広がれば平和も広がる。
学生時代に学んだ幸福論を思い出した。

取り巻く虚構を受け入れつつも、盲信はせず、時には古い虚構を否定し、新しい虚構の構築と拡大を担うことが、幸せの一つの道かもしれない。

2021/12/22

『サピエンス全史』と、まんがのストーリーが噛み合っておらず、ちぐはぐ。
ただ、『サピエンス全史』自体が興味深い内容のため、その少しのエッセンスが盛り込まれているだけでそれなりに成立はする。

《人類は虚構によって発展してきた》

非常に革新的、且つ魅力的な主題だ。

ってことで、買いました。
『サピエンス全史』上下セット。

あっ、巻末のホリエモン、山形浩生さんの対談もけっこう面白い。