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おはなしして子ちゃん 講談社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2017/06/15 |
| JAN | 9784062936897 |
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おはなしして子ちゃん
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商品レビュー
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10件のお客様レビュー
「いやーな感じ」で「いい」なー。 藤野さんの小説はどれも「わたし」の扱いが巧みで、語り口がそのままぞっとするお話に直結する。 おはなしして子ちゃん ピエタとトランジ アイデンティティ 今日の心霊 美人は気合い エイプリル・フール 逃げろ! ホームパーティーはこれから ハイパーリ...
「いやーな感じ」で「いい」なー。 藤野さんの小説はどれも「わたし」の扱いが巧みで、語り口がそのままぞっとするお話に直結する。 おはなしして子ちゃん ピエタとトランジ アイデンティティ 今日の心霊 美人は気合い エイプリル・フール 逃げろ! ホームパーティーはこれから ハイパーリアリズム点描画派の挑戦 ある遅読症患者の手記
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作風がすごく好き! ・ピエタとトランジ 言わずもがな。2人は行く先々をめちゃくちゃにしてほしい。世界を全滅させてしまうのかな?完全版が楽しみ。 ・アイデンティティ 題材のセンスよ…どうやったらこの題材が思いつくんだろう。すごい。 ・今日の心霊 長編で読みたい。「我々」のこと...
作風がすごく好き! ・ピエタとトランジ 言わずもがな。2人は行く先々をめちゃくちゃにしてほしい。世界を全滅させてしまうのかな?完全版が楽しみ。 ・アイデンティティ 題材のセンスよ…どうやったらこの題材が思いつくんだろう。すごい。 ・今日の心霊 長編で読みたい。「我々」のことをもっと詳しく知りたい。
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2006年に『爪と目』で芥川賞を受賞した著者の、その受賞後第一作として刊行された短編集。2013年度の第4回Twitter文学賞の結果発表放送を観ていた時に、絲山秋子さん、古川日出男さんとともに第8位に選ばれている選評を聞いたのがきっかけで、興味を抱いて手に取った一冊です。 ...
2006年に『爪と目』で芥川賞を受賞した著者の、その受賞後第一作として刊行された短編集。2013年度の第4回Twitter文学賞の結果発表放送を観ていた時に、絲山秋子さん、古川日出男さんとともに第8位に選ばれている選評を聞いたのがきっかけで、興味を抱いて手に取った一冊です。 全体的に不穏でシュールなテイストに満ちているのが特徴であり魅力でもあるのですが、個人的にはホラーというより「ストレンジ・フィクション」と呼ぶのが最もしっくりくる印象。 いじめに使った理科準備室のホルマリン漬けの猿に「お話をして」といじめっ子が乞われる表題作。十四歳で高熱を出して以来「一日に一度だけ嘘をつかなければ死んでしまう」後遺症を抱えた少女の顛末と、歪な愛憎が語られる「エイプリル・フール」。夫が連れてくる知人たちを自宅でもてなすパーティで、SNSに築いた妻としての像と乖離していく事態に見舞われ自我と現実感が溶解していく「ホームパーティーはこれから」など、文字通り粒ぞろいの奇想・綺談のオンパレードながら、中でも群を抜いて鮮烈な1編となれば、やはり「ピエタとトランジ」かなと。 女子高生ピエタの通う学校に転校してきた、トランジと呼ばれる同級生(いずれも作中ではあだ名で呼びあい、本名には言及されない)。トランジはいわゆる名探偵で、頭脳明晰だが周囲に事件を誘発させてしまうという体質を持っていた。それにより、ピエタとともに遭遇することになった殺人事件を電光石火で解決したことがきっかけで、逆にピエタはトランジに惚れ込み、半ば強引にトランジの助手となって、人を避けようとする彼女を毎日学校に登校させるのだが…という内容で、さらに「その後」を描き継いだ短編をまとめて、2020年3月には連作長編『ピエタとトランジ <完全版>』として改めて刊行されるにも至りました(喝采!)。 犯罪という混沌に解決と秩序をもたらす才能を持ちながら、その体質によって近しい人たちの破滅を呼び込んでしまうという究極のジレンマを抱えた孤独な少女と、そんな彼女との出会いで生きがいを見出し、彼女に寄り添うことを“軽薄に”決めるフツーの女子高生。このふたりの関係性と距離感、そして交わされる言葉の(校内では悲惨な事件が起き続けるにもかかわらず)なんと微笑ましくて眩しいことか! 青春ミステリとしても女性バディものとしても味わい深く、切れ味鋭い傑作だと思います。
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