1,800円以上の注文で送料無料

明治維新という過ち 完全増補版 日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト 講談社文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

明治維新という過ち 完全増補版 日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト 講談社文庫

原田伊織(著者)

追加する に追加する

明治維新という過ち 完全増補版 日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト 講談社文庫

定価 ¥836

220 定価より616円(73%)おトク

獲得ポイント2P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2017/06/15
JAN 9784062936835

明治維新という過ち 完全増補版

¥220

商品レビュー

3.4

32件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/10/03

明治維新というウソ: 廃仏毀釈と日本人 軍事クーデター テロ集団・赤報隊の悲劇 天皇拉致まで企てた長州テロリスト: 尊王会津藩と朝敵長州の死闘 天皇拉致を防いだ池田屋事変 吉田松陰と司馬史観の罪: 吉田松陰というウソ 維新至上主義の司馬史観の罪 テロを正当化した水戸学の狂気: 狂...

明治維新というウソ: 廃仏毀釈と日本人 軍事クーデター テロ集団・赤報隊の悲劇 天皇拉致まで企てた長州テロリスト: 尊王会津藩と朝敵長州の死闘 天皇拉致を防いだ池田屋事変 吉田松陰と司馬史観の罪: 吉田松陰というウソ 維新至上主義の司馬史観の罪 テロを正当化した水戸学の狂気: 狂気のルーツ・水戸黄門 徳川斉昭の子供じみた攘夷 阿部正弘政権による対外政策の転換 水戸の公家被れ 二本松・会津の慟哭: 戊辰東北戦争・奥羽の潔癖 三春の反盟・秋田の裏崩れ 誇り高き二本松 会津の惨劇 北斗の南 士道の終焉: 薩摩の事情と西郷の苦悶 武士福沢諭吉の怒り

Posted by ブクログ

2024/09/07

我々が学生時代に学んだ明治維新は勝者によって作られた歴史であるとの主張はある種当然の事。 筆者の長州への恨みにも似た断定は一方的な視点すぎると感じたが、そこを差し引いても自分の常識を疑う良い機会となった。 ・薩長は関ヶ原の恨みから倒幕の意識を潜在的に抱えていて、尊王攘夷は大義名...

我々が学生時代に学んだ明治維新は勝者によって作られた歴史であるとの主張はある種当然の事。 筆者の長州への恨みにも似た断定は一方的な視点すぎると感じたが、そこを差し引いても自分の常識を疑う良い機会となった。 ・薩長は関ヶ原の恨みから倒幕の意識を潜在的に抱えていて、尊王攘夷は大義名分としたにすぎないのはその通りだと思う。 ・教養に欠ける下級武士が、政治闘争に身を投じてにわか仕込みの水戸学だけを頼りに王政復古を唱えた。その結果が陰惨な廃仏毀釈運動となった。それも納得。 ・クーデターを起こした成り上がりが陥る罠。戦後の全共闘運動を彷彿とさせる。また、理念がない表面的な尊王攘夷は、簡単に脱亜入欧にとって変わった。その通り。 ・会津戦争の不要な戦いで、会津は何度も恭順の意を示したものの、長州が復讐の為に許さなかった。さらに凄惨な殺戮や強盗、強姦の惨劇もあったとのことで、これが事実であれば長州藩の会津への仕打ちは到底許されるものではない。 ・会津の人は賊軍の汚名を着せられた事を今も忘れていないという話は聞いた事はあったが、明治以降に不利な立場に置かれただけだと思っていた。加害者は忘れても被害者は忘れないという事だと思う。

Posted by ブクログ

2022/07/31

明治維新に関する歴史教育を真っ向から否定し、薩長によるクーデターが明治維新の正体であると著者は主張する。幕末から明治維新にかけての一般的な知識しか知らない私にとっては面白い内容も多かったが、一方で司馬遼太郎の歴史観、薩長への過度な批判もあり、読み手にとってはネガティブな言葉に食傷...

明治維新に関する歴史教育を真っ向から否定し、薩長によるクーデターが明治維新の正体であると著者は主張する。幕末から明治維新にかけての一般的な知識しか知らない私にとっては面白い内容も多かったが、一方で司馬遼太郎の歴史観、薩長への過度な批判もあり、読み手にとってはネガティブな言葉に食傷気味になる。 とはいえ、歴史に強くない私にとっては面白かった。特に面白かったのは、以下の通り ①孝明天皇は佐幕派(幕府を助ける)であり、外国の攘夷は現実的ではなく、幕府主体の政治体制を考えていた ・長州藩が過激な攘夷思想に則り、一部の公家と協力して外国船を攻撃していた ②吉田松陰は非常に過激な攘夷思考を持っていた ・長州藩は吉田松陰の過激な思想ゆえに何度か幽閉をしている。そして、安政の大獄で井伊直弼が吉田松陰を殺害するさいにも、長州藩に事前確率をとり、「吉田松陰は殺害されても仕方ない」と返答を受けていた ③池田屋事件は壮絶な戦いだった 八月十八日の政変で締め出した長州藩の過激派を京都から追放すべく、新選組と会津藩(京都守護)は長州藩過激派を池田屋で襲撃。長州藩は政権奪取のために、明治天皇の拉致と御所襲撃を池田屋で議論しており、これを未然に防いだのが池田屋事件 ④王政復古の大号令後の赤報隊 王政復古の大号令後に徳川慶喜は、諸外国を引き連れて江戸幕府が外交担当であることの承認を取る。王政復古の大号令後に政権奪取が進まないことに焦りを覚えた薩長は、赤報隊を結成させ、京都市内で暴力行為や無差別殺人を実行させた。 赤報隊の挑発に乗ったことを契機に、鳥羽伏見の戦いから始まる戊辰戦争へ発展する ⑤戊辰戦争後に他藩は戸惑っていた ・王政復古の大号令が発令されたとは言え、他藩は薩長の新政府の権威をすぐに認めたわけではなく、戸惑っていた。

Posted by ブクログ