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だめだし日本語論 atプラス叢書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 太田出版 |
発売年月日 | 2017/06/09 |
JAN | 9784778315788 |
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だめだし日本語論
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商品レビュー
3.7
4件のお客様レビュー
へえー、この二人が出会うんだ。まずもって、そのことに感動。丸谷才一と山崎正和のセットのような取り合わせが、だんだんなくなっていってさみしがっている人にはなかなかいいセットだと思っていたら、橋本治君がなくなってしまった。 この人とこの人を、という「人物」がまた一人いなくなったこ...
へえー、この二人が出会うんだ。まずもって、そのことに感動。丸谷才一と山崎正和のセットのような取り合わせが、だんだんなくなっていってさみしがっている人にはなかなかいいセットだと思っていたら、橋本治君がなくなってしまった。 この人とこの人を、という「人物」がまた一人いなくなったことをとてもさみしく思います。 えっ、内容はどうなのかって?日本という文化の、いわゆる「ダブルスタンダード」をいま語らせるならこの二人でしょ、っていう感じで、炸裂していて、いいたい放題。面白いにきまってますよ。
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タイトルにあるほど『だめだし』はされていないが、やはり橋本氏と橋爪氏の日本語に対するスタンスの違いが際立つ対談になっている。どちらが正しいというものでもないだろうが、自分としては橋本氏の『複雑なものは複雑なまま理解すべき』というスタンスの方に共感する。 この対談で何か結論めいた...
タイトルにあるほど『だめだし』はされていないが、やはり橋本氏と橋爪氏の日本語に対するスタンスの違いが際立つ対談になっている。どちらが正しいというものでもないだろうが、自分としては橋本氏の『複雑なものは複雑なまま理解すべき』というスタンスの方に共感する。 この対談で何か結論めいたものを期待する向きにとっては期待外れに終わるが、日本語の成り立ちにまつわる雑多な知識、トリビアを学ぶ目的には持ってこいである。大いに楽しめた。特に日本語は音が基本の話し言葉と、漢文をベースにした書き言葉が2重螺旋のように絡み合いながら発展してきたとの解説には目から鱗が落ちた。 それにしても橋本氏は頭の回転が速いだけではなく、歴史や文化、風俗に関する造詣にも深くて(良い意味で)あきれた。
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橋本治が日本語について語る、というのでかなり期待して読み出したのだけど、うーん、ちょっとこれは…。 日本語の成り立ちから今日までを俯瞰する橋本治の語りは確かに興味深いのだけど、既読感がある。何よりも対談相手の橋爪大三郎がいただけない。妙に橋本治を持ち上げていてもう一つだなあと思...
橋本治が日本語について語る、というのでかなり期待して読み出したのだけど、うーん、ちょっとこれは…。 日本語の成り立ちから今日までを俯瞰する橋本治の語りは確かに興味深いのだけど、既読感がある。何よりも対談相手の橋爪大三郎がいただけない。妙に橋本治を持ち上げていてもう一つだなあと思っていたら、終盤で「日本語の人称は一つに統一すべきだ」なーんて言ってた。これには橋本治も「それは日本語を汚くするので嫌いです…」と答えていた。橋爪氏、橋本治のどこをどう読んでるのだろう。
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