ポスト「アベノミクス」の経済学 転換期における異議申し立て

金子勝(著者), 松尾匡(著者), 立命館大学社会システム研究所(編者)

• 販売会社／発売会社: かもがわ出版
• 発売年月日: 2017/06/01
• JAN: 9784780309171

商品レビュー

2024/09/04

(2017/7/20)
大竹まことさんの番組で金曜のコメンテーターとして異彩を放つ金子勝さん、
こんな顔してたのね。
立命館大での講演、松尾匡氏との対談、文章が載っている本。
なんとなく消化不良な本に仕上がっている気がする。

憲法改正のための人気取りの手段としての経済政策をとる安倍さんという一面。
民主党政権化よりは確かに経済を良くしている安倍さんという一面。
若者に安倍支持が多いのは、なんたって就職率が上がったから。
・・まあこれは少子化の影響もあると思うんだけど。
運も実力のうち、か。

松尾さんはポスト安倍がさらに右翼になることを恐れる。
金子さんは。。。金子さんが何を言いたいのかがちょっと難しい。
国民の消費を増やすことで経済を良くする方法を模索しているような気がした。
金子さんが殿経済学派に属するか興味もなかったが、
ウィキではマルクス派と呼ばれるが、そうでもない、といって資本主義、ケインズ派でもなく、
新たな道を模索しているとか。

富の分配、どうすれば最大化し、さらに平等化できるのか。
難しいなあ。

転換期における異議申し立て

第1部 “講演”経済学ともうひとつの日本と地域

(アベノミクスはなぜ失敗するのか、何をもたらすのか
反緊縮時代の世界標準経済政策)

第2部 “対論”経済学と日本の進路について

(松尾教授の質問と金子教授のそれへのコメント
金子教授の質問と松尾教授のそれへのコメント
会場からの質問に対する回答)

第3部 “提言”経済学への異議申し立てから新たな創造へ

(「レフト3・0」の経済学:何が同じで、どこが違うのか
多様性に基づく経済学の新たな創造へ)