1,800円以上の注文で送料無料

夫婦の中のよそもの
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 書籍

夫婦の中のよそもの

エミール・クストリッツァ(著者), 田中未来(訳者)

追加する に追加する

夫婦の中のよそもの

定価 ¥2,310

990 定価より1,320円(57%)おトク

獲得ポイント9P

残り1点 ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

11/13(水)~11/18(月)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2017/06/05
JAN 9784087734881

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

11/13(水)~11/18(月)

夫婦の中のよそもの

¥990

残り1点
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

4

4件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/01/07

クストリッツアが小説も書いていた! 独立した短編2編と連作短編4編からなる短編集。早速読みましたとも。うわっ、映像が目の前に浮かんでくる!

Posted by ブクログ

2021/05/05

『アンダーグラウンド』などでカンヌ国際映画祭を受賞した映画監督、エミール・クストッツァ初の短編集。出身地である旧ユーゴスラヴィアを舞台に6つの物語が収録されている。 友人おすすめの一冊ということで購入。 本日は一話目の『すごくヤなこと』を読了。 主人公は家庭や街の環境へ敏感に反応...

『アンダーグラウンド』などでカンヌ国際映画祭を受賞した映画監督、エミール・クストッツァ初の短編集。出身地である旧ユーゴスラヴィアを舞台に6つの物語が収録されている。 友人おすすめの一冊ということで購入。 本日は一話目の『すごくヤなこと』を読了。 主人公は家庭や街の環境へ敏感に反応する少年ゼコ。”人生って川の底みたいに全然動かせないものなの?風が吹いたら川の水面は動くんだけど底の方は全然動かないんだ”という彼の台詞が印象的。 すごくヤな状況を、諦めているようにも感じるこの言葉からどうなるのか。 ヨーロッパの映画を観たような読了感がある物語でした。

Posted by ブクログ

2017/10/25

ミステリーが解ける時にはいつも、犯人は自分の知っている誰かに似ているとミス・マープルは言う。誰もが誰もを知っている小さな町の誰かに。そんな小さな町では重大な犯罪など起こりそうもないけれど、編み物をしながら事件を聞く内に凶悪な犯罪を町で起きるほんのちっぽけな出来事と重ね合わせて、犯...

ミステリーが解ける時にはいつも、犯人は自分の知っている誰かに似ているとミス・マープルは言う。誰もが誰もを知っている小さな町の誰かに。そんな小さな町では重大な犯罪など起こりそうもないけれど、編み物をしながら事件を聞く内に凶悪な犯罪を町で起きるほんのちっぽけな出来事と重ね合わせて、犯人を特定する。人間のする事になんてそんなに大差は無いのだと言わんばかりに。 ユーゴスラビアと呼ばれた国を舞台に展開する短篇小説を読んでいると、何だかミス・マープルが言っていたことを思い出す。もちろん、その土地、その国の文化的背景には簡単に汎世界的な平均値に押し込めることが出来ない個々の違いはあるけれど、人の暮らしは、お金があってもなくても、主義主張が同じでも異なっていても、必ずどこかに親しいものが見つかる。とは言え、時代が司るようなものには世代間による差が出易いので、この本を読んでノスタルジーを感じる人は国を問わず特定の世代に属する人である可能性は多いにある。そのような符牒は主にテクノロジーと直結していることが多いのだけれど、例えば、今時の若い人々に夏の熱い日の溶けたアスファルト舗装の事で共感を覚えて貰おうとしても無理なように、この本を読んで全ての人が自分と同じような既視感を覚える訳でも無いとは思う。 ユーゴスラビアが一つの国としてオリンピックに参加していた記憶はあるし、チトーという名前を辛うじて聞いたことはあるけれど、もちろん複雑なバルカン半島情勢に通じていた訳ではなく、本に書かれている背景を血肉として理解できる訳ではない。それでもこの本に登場する子どもたちに、青鼻を垂らして半ズボンで駆け回っていた自分たちを重ね合わせるのは至極容易で、大人のやることに興味津々な子供たちがやらかすことなんて万国共通なのだなという感慨は覚えてしまうのだ。意味も分からず、第三インターナショナルだの何だの言ってみたり、隠れてこっそり飲酒をしたり。挙句にしでかす失敗も似たり寄ったり。特に、同じ主人公の登場する四つの連作短篇ではその思いを強くする。 一方で「蛇に抱かれて」と題される短篇では、その時代にその地域の暮らしを経験して来なかった者には通じない何か決して語られないものの存在を強く感じる。そしてこの短篇では神というものの存在について突き詰めた時に明らかとなる彼我の違いも強く感じる。同じ人間同士が戦うのは、裏側に潜む目的は何であれ、いつも表に立つのは大義名分、主義主張。宗教が争いの一番の理由である以上、戦い疲れて帰って行く先もまた神の元。天国というものがあるのだとしたら、同じ神の名の下に殉教した者たちは互いに何を語るのだろう、などと考えてしまうのは、邪教に毒された啓蒙されるべき対象の未開人だからか。解脱が達観であるのなら、諦観ととても近い感覚なのかと、知らぬ間に仏の教えで考えてしまう。例えば聖フランチェスコのように、どうして人は生きられない?「ブラザー・サン、シスター・ムーン、その声はめったに私に届かない」

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品