ピンポン エクス・リブリス

パク・ミンギュ(著者), 斎藤真理子(訳者)

• 販売会社／発売会社: 白水社
• 発売年月日: 2017/05/27
• JAN: 9784560090510

商品レビュー

2025/11/22

映画「地球を守れ！」みたいな小説。「地球を守れ！」は大好きだけど、こっちはいまいちのりきれず。。たぶん、語りの調子がちょっとスタイリッシュ&クールすぎて、キャラクターにあんまり魅力を感じられなかったんだと思う。無国籍な感じが強いのも、いまいち惹きつけられなかった原因かなぁ。荒唐無稽な話がオシャレでかっこよすぎる。私はやっぱもうちょい人間臭く泥臭いやつ、みっともないやつが好きやな。
パク・ミンギュ、『三美スーパースターズ』はめちゃくちゃおもしろかったけど、これは残念ながら性に合いませんでした。
なんか古川日出男と似たタイプの作家。古川日出男も『ベルカ、吠えないのか』と『13』はめちゃくちゃおもしろかったけど、それ以外結構無理やったしなぁ。

あと、これ読んでたら、ハイカラな東京もんに対して抱いてるルサンチマンと同じようなものが自分からジワジワ漏れ出してくるのが感じられて、ちょっとつらい…笑

2025/07/27

　表紙が気になって手にしたら、中学生の凄惨ないじめの話？と思いきや、キャラの濃い人々？が次々に出てきて、人類存亡をかけた卓球の試合が行われて、、、と、遊園地でいきなりアトラクションを3つくらい体験させられたようなお話だった。
　どういうこと？　あとがきも読んだけど、まだ知りたい、誰かと話したい。面白かったのだけど、不完全燃焼。

2025/02/03

文体がすごい。軽快なタッチが楽で読み始めたら途中で止められなくなった。
世界に「あちゃー」された男子中学生「釘」と「モアイ」は卓球に熱中し、「卓球界」で人類存亡を賭けた試合に臨む…
強烈だけど、おもしろい小説だった。