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京都の壁 京都しあわせ倶楽部
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 2017/05/13 |
JAN | 9784569838229 |
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京都の壁
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商品レビュー
2.7
11件のお客様レビュー
京都ってどこか憧れとか非日常感とか色んな感情を抱かせてくれる土地であり良くも悪くも評価される。お高くとまってる、一見さんお断り、京ことば…。でも実は日本のどこにでもあることであり、それを凝集し上手にブランディングして、京都という土地での文化を守ろうとしている手段的なものであり、別...
京都ってどこか憧れとか非日常感とか色んな感情を抱かせてくれる土地であり良くも悪くも評価される。お高くとまってる、一見さんお断り、京ことば…。でも実は日本のどこにでもあることであり、それを凝集し上手にブランディングして、京都という土地での文化を守ろうとしている手段的なものであり、別に否定されるものではない。 情報化社会で、感情的文化的なものを失いつつある現代。東京のような都会が全てというような価値観。世界基準。統一化。そんなものに振り回されて、時間が矢の如く過ぎていき、人が何のために生きているのか分からなくなってしまった今、日本の古都、京都から学ぶことは多くある気がした。正しいことは何なのか、それは正しいとされていること、ではない。物事の本質を見極める力は、都会の中では生まれない。自然に触れ文化に触れ、そして人に触れ、感情を揺らして生きることで、身につけ時代を切り拓くことができる。 普段から思っているモヤモヤに対して、養老先生が語りかけてくれるような本で、楽しかった。 また京都に行って、日本人の故郷を感じたい。
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母と同い年の著者によるベストセラー群、「壁」シリーズの京都版、か。 壁シリーズは何冊か読んだし、夫婦そろって大の京都オタクでもあるので、さっそく読んでみた。 うーん、期待したほどの面白さ、満足には届かなかったかな。 著者が館長を務めていたマンガ博物館には何度か足を運び、大いに感銘...
母と同い年の著者によるベストセラー群、「壁」シリーズの京都版、か。 壁シリーズは何冊か読んだし、夫婦そろって大の京都オタクでもあるので、さっそく読んでみた。 うーん、期待したほどの面白さ、満足には届かなかったかな。 著者が館長を務めていたマンガ博物館には何度か足を運び、大いに感銘を受けた。その館長経験が、著者と京都を最も関連付けた最大の由縁であるとの由。もしそうなら、此処まで「著者一人の視点から京都を論ずる本」を著すことそのものに、かなりの無理もあったようにも思うが、どうだろう。 京都の空気や京都人の性格、傾向については、中には「なるほど」と頷ける分析や論考もあるにはあったが、さりとてそれほどの独創性や新規性も感じない。 どうせなら、同じ古都でも、著者出生地にして今なお居住する鎌倉を題材に「鎌倉の壁」を書くべきだったのではないか。
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タイトルからして、京都の閉鎖性もしくは、まさに京都の「壁」を批判する本かと思いしや、極めて常識的な内容で、「バカの壁」で一世を風靡した著者の本とは思えない。 「京都ぎらい」等の井上章一の執拗な、あくの強い文章を読んでいると、何と常識的な、平板な本のように感じてしまう。かなり期待を...
タイトルからして、京都の閉鎖性もしくは、まさに京都の「壁」を批判する本かと思いしや、極めて常識的な内容で、「バカの壁」で一世を風靡した著者の本とは思えない。 「京都ぎらい」等の井上章一の執拗な、あくの強い文章を読んでいると、何と常識的な、平板な本のように感じてしまう。かなり期待を裏切られた本である。 例えば、「京都の閉鎖性」については、「京都だけが特殊なわけではない。むしろ日本人特有の性質を、今も色濃く残しているのが京都ではないでしょうか」と、極めて遠慮がちに書いているというか、擁護している等々。 鎌倉生まれの鎌倉育ちの関東人の著者が、たまたま「京都国際マンガミュージアム」の館長になったので、それを契機に書いた本なので、特に京都の知見があるとか、こだわりがある訳ではないので、致し方ないと思う。 ただタイトルの「京都の壁」はいただけない。これは著者だけの責任ではなく出版社の意向もあるのだろう。
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