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ある日うっかりPTA
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2017/04/01 |
JAN | 9784041052570 |
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商品レビュー
3.9
27件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
好奇心からうっかりPTA会長へ就任してしまったライター・杉江松恋の奮闘記。 よかった点 流石本職、文章もスピーチも読みやすくて上手だなーと思った。全然知らないPTAの世界でも、それでねそれでね、と友人の話を聞いてるかのようにすいすい読めちゃう。特に卒業式の祝辞「3つのお願い」がいいこと言ってるな、と思った。自分が小学生の時は来賓が多くて、会長の話なんか全~然覚えてないけど、こんな感じで親身になる話を無料で聞けたんだったらもったいないことしたなーとも思った。 よくなかった点 誰得かつ謎な「PTAの常識」が随所に出て、最初は「ほうほぅ」とか思ってたんだけど、最後の方数が多すぎて覚える気もなくなった。ジョークなんだと思うけど、もうちょい数絞ってくれた方がよかったかも。 総評 面白かったけど、3期目の、オタオタしてるうちに内輪もめが鎮火しちゃった所とかリアルで無力が切ないな、と思った。協調性がない≒他人に振り回されすぎない資質がこの人にはあったから前向きな総括に終わってるし、地元の友達が増えたのもよかったけど、自分だったら消耗してPTAもう関わりたくない!って思うかな~。
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他人事ではないのだ。 ひたひたと忍び寄る不安。 できるだけ逃げの姿勢は取りたくないのだが、それだけはご勘弁なのがPTA会長。 そんな立場をひょんなことから3年間も務めたという、書評七福神の一人、杉江さん。 行きつけの図書館の特設コーナーに置かれていたのを目にし、自分の昨今のすう勢と、あの「杉江さん」という興味のベクトルが重なり、普段はあまり読まないようなルポ風のエッセイを読んでみた。 少しずつシステムが違うような面もありつつ、恐ろしいほどに聞いたことのある、そして出くわしたことのあるPTAあるある。 驚いたのは杉江さんの風体と、どちらかと言うとやんちゃな物言い(でもきちんと筋は通っている。ときどきそれは穿ち過ぎではと思うこともないではないが)。 これまで読んだミステリ評論では、こんなお人だとは想像してもいなかった。 そんな杉江さんの人柄が滲み出るような体験記。 様々な難局に対して他のママ。パパ達とコミュニケーションを取り、独自の対策を打ち出し、改革しつつPTA活動に身を捧げた記録。 いやー、やっぱできんと思った。 自分は上の娘が小学校に入学して以来、PTA活動の中で力仕事が必要となる場面で支援をする、いわゆるおやじの会に在籍している。 娘が6年のときに下の息子が入学して今2年生なので、かれこれ7年目だ。 公立の学校なので、先生の入れ替わりもなかなか激しく、校長先生もすでに3人目。 正直、資源回収や運動会などの恒例行事のポイントについては先生達よりも通じているのではと思ってしまうくらい。 なので、貸せる力はいくらでも貸そうと思うのだけれど、こういった気の利いた立ち回りができるとは到底思えない。 コロナ禍によりだいぶ活動制限がかかったのと、これを機にとスリム化された部分もあるとは思うけれど、まだまだ負担の多いPTA活動。 ちょっと大変だけど根本的には楽しい、かつての部活動くらいのノリで携われたらいいのになぁと思う今日この頃。 部活にはロビー活動や根回しなんてなかったからね(いや、もしかしてあったのかな?)。
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この本を読むとPTAに関する認識が変わるのでは!? とても面白かった! 私は先に著書の海外文学などの書評を知っていたので、これほど博覧強記な教養人のご子息が我が子と同じ小学校にいると知ったら、そりゃ〜ぜひPTA会長に…と推したくなる気持ちは非常にわかるが。しかし実際かなり大変だ!...
この本を読むとPTAに関する認識が変わるのでは!? とても面白かった! 私は先に著書の海外文学などの書評を知っていたので、これほど博覧強記な教養人のご子息が我が子と同じ小学校にいると知ったら、そりゃ〜ぜひPTA会長に…と推したくなる気持ちは非常にわかるが。しかし実際かなり大変だ! これほどの仕事を無給で…というのは、やっぱり大変…。 かといってひたすら仕事を減らし続けいずれはPTAをなくすのがゴールではないと思えるのもこの本の良いところかと。 他のブログで読んだのは、PTAから逃げおおせたことがスマートな生き方だと自賛している人間もいるがそれはどうなの?ということ。
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