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せいきの大問題 新股間若衆
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2017/04/01 |
| JAN | 9784103321323 |
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せいきの大問題
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商品レビュー
3.5
3件のお客様レビュー
たまたまHONZの書評を目にして、おもわず手に取った本書。以前読んだ『裸はいつから恥ずかしくなったか』(中野明)と同様に、なぜあそこをおおぴらに見せてはいけなくなったのか、その歴史を解説しつつ、大英博物館で開催された『春画――日本美術における性とたのしみ』(2013~2014)や...
たまたまHONZの書評を目にして、おもわず手に取った本書。以前読んだ『裸はいつから恥ずかしくなったか』(中野明)と同様に、なぜあそこをおおぴらに見せてはいけなくなったのか、その歴史を解説しつつ、大英博物館で開催された『春画――日本美術における性とたのしみ』(2013~2014)や『ろくでなしこ裁判』(2014)などに触れつつ、わいせつと芸術についての考察を重ねている。 と書くとなにやら難しそうに感じるが、タイトルの副題『新股間若衆』や前著『股間若衆 男の裸は芸術家』にあるように、面白おかしく読み進めることができる。
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木下さんは東大の美術の先生である。その美術の先生が股間に執着して書いたのが本書。人はなぜ股間を隠そうとするのかという問題意識が本書に一貫している。たとえば、黒田清輝がヨーロッパから帰ってきて『朝化粧』を発表したとき、人々は女性のヌードに驚き、その後の絵に対して股間を布で覆うよう要...
木下さんは東大の美術の先生である。その美術の先生が股間に執着して書いたのが本書。人はなぜ股間を隠そうとするのかという問題意識が本書に一貫している。たとえば、黒田清輝がヨーロッパから帰ってきて『朝化粧』を発表したとき、人々は女性のヌードに驚き、その後の絵に対して股間を布で覆うよう要求したりした。これは今もあちこちの美術展で見られる光景であるし、あちこちの銅像がどうつくられているかにも関わる問題である。アダムとイブにしても、ルネッサンスで全裸の二人が描かれたが、それ以外では二人の股間は葉っぱや布で覆われている。『最後の審判』の絵にしても、その股間を塗り隠す専門の絵描きがいたほどだ。さらに、ぼくも見たが『原爆の絵』にはほとんど裸で逃げ回る人が多く描かれているが、発表当時は内容がいいにもかかわらず、その部分の描き方で非難されたとか。一方、木下先生が全国各地を回るとあちこちに男根信仰が見られるし、祭りで神輿になることもある。こういうことも現在しにくくなってきているのだろうか。ぼくは股間にそれほど執着はないが、これをタブー視するのもどんなものかと思う。
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<目次> 第1章 帰ってきた股間若衆 第2章 股間風土記 第3章 日本美術の下半身 第4章 春画ワ論 第5章 性地巡礼 第6章 猥褻物チン列頒布論 <内容> 近現代の文化資源学を研究する?学者。要するに「美術か猥褻か?」の世界を学んでいる(違うか)。タモリ倶楽部でも...
<目次> 第1章 帰ってきた股間若衆 第2章 股間風土記 第3章 日本美術の下半身 第4章 春画ワ論 第5章 性地巡礼 第6章 猥褻物チン列頒布論 <内容> 近現代の文化資源学を研究する?学者。要するに「美術か猥褻か?」の世界を学んでいる(違うか)。タモリ倶楽部でも「股間若衆」をやった際に研究者ゲストだった。「芸術新潮」ほかの文を加筆訂正してまとめたもの。近世には問題のなかった「春画(読み方は「わらゐえ)」。おおっぴらで、あけっぴろげだった文化が、「西洋の」文化に触れて「猥褻化」したことを語っている。それを美術と言い張ったのが黒田清輝だったとは…。近年の「ろくでなし子」の事件などについても、反警察側として文を書いている。一貫した姿勢が嬉しい!
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