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「和の食」全史 縄文から現代まで長寿国・日本の恵み
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2017/04/01 |
JAN | 9784309226989 |
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「和の食」全史
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商品レビュー
3.5
5件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
事実と主観の書き分けが曖昧だったり、古文の訳が怪しかったり、プロっぽくない日本語の紡ぎ方などが見受けられたりするのが少し気にはなるけれど、そういったものに対する自分の中のリテラシーさえしっかり保っておけば、縄文時代から現代に至るまでの日本の食にまつわる色々な知識や見解を知ることができ、大変興味深く読める一冊である。 冒頭から"ジビエの縄文クッキー"などというパワーワードに好奇心と食欲を刺激されるではないか。 稲作と日本文化の関係についての考察や、箸の使用と工業技術の発展を結びつける発想などもなかなかユニーク。 長きに渡って肉食がタブーであったことが長寿につながったとする見方には説得力を感じたし、肥満体が少ないのは米食中心のおかげ、という意見については私も首肯する。 西洋文化由来の低糖質ダイエットからは何かと目の敵にされる米だが、特に玄米は非常に優れた総合栄養食であり、決して健康的な体と見た目作りを阻害するものなどではないはず。 ちゃぶ台が意外と新しいものだった、というのは意外な豆知識だった。
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中里貝塚はJR上中里駅の東方に1km以上延びる縄文時代の貝塚 中里貝塚は集落からはなれた浜辺において、その周辺に暮らした人々が協業して貝加工を行った結果残された巨大な貝塚であり、縄文時代にあって自給自足的な範囲を越えて内陸の他の集落へ供給することを目的とした貝の加工処理があったこ...
中里貝塚はJR上中里駅の東方に1km以上延びる縄文時代の貝塚 中里貝塚は集落からはなれた浜辺において、その周辺に暮らした人々が協業して貝加工を行った結果残された巨大な貝塚であり、縄文時代にあって自給自足的な範囲を越えて内陸の他の集落へ供給することを目的とした貝の加工処理があったことを各種の遺構・遺物によって具体的に伝える重要な遺跡である。また、もしカキを養殖していたとすれば、これまで古代ローマに始まったとされていたカキ養殖の歴史が大幅に遡ることとなる。 日本全国で縄文時代に形成された貝塚は約1600か所とみられ、そのうち800か所以上が関東地方に集中し、その50パーセント以上は千葉県下に集中しているという。 千葉市は貝塚の密集地帯で、その中のひとつが加曽利貝塚だ。 西日本にくらべ東日本に縄文文化が発達したのは、大量のサケの捕獲と保存が、社会の豊かさをサポートしていたという説があり、説得力がある。
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永山久夫 著「和の食全史 縄文から現代まで 長寿国・日本の恵み」、2017.4発行です。縄文から1万年、現代まで、日本人の食事の基本献立は不変、ご飯、味噌汁、漬物という3点セット、主食であるご飯、ご飯を引きたてご飯を食べやすくする味噌汁、米の消化をよくする漬物。採取、狩猟、漁労に...
永山久夫 著「和の食全史 縄文から現代まで 長寿国・日本の恵み」、2017.4発行です。縄文から1万年、現代まで、日本人の食事の基本献立は不変、ご飯、味噌汁、漬物という3点セット、主食であるご飯、ご飯を引きたてご飯を食べやすくする味噌汁、米の消化をよくする漬物。採取、狩猟、漁労による山(森)の幸、海(川)の幸を、四季に応じていただいてきた。長寿を生んだ和食の基本は、一汁三菜、ご飯、味噌汁、おかず三品。延々と続いてきたのですね。和食の「和」には「やわらげる」「なごむ」という意味があること、なぜか嬉しいです!
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