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人間はなぜ歌うのか? 人類の進化における「うた」の起源
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | アルク出版企画 |
| 発売年月日 | 2017/04/01 |
| JAN | 9784901213592 |

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人間はなぜ歌うのか?
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4
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著者は音楽の専門家だが、人類進化における歌の起源について大胆な説を提示している。 歌う動物のほとんどすべては、鳥や霊長類のように樹の上高くに住む。地上に住む動物は周囲の肉食獣にその存在を明かしてしまうため、歌う種はひとつもない。鳥も地面にいるときには歌わない。チンパンジーは、ほ...
著者は音楽の専門家だが、人類進化における歌の起源について大胆な説を提示している。 歌う動物のほとんどすべては、鳥や霊長類のように樹の上高くに住む。地上に住む動物は周囲の肉食獣にその存在を明かしてしまうため、歌う種はひとつもない。鳥も地面にいるときには歌わない。チンパンジーは、ほとんどの時間を驚くほど静かに過ごすが、肉食獣や敵に出会うと大声で叫び始め、地面を踏み鳴らし、木などを叩いて大きな音を出す。 歌う能力は人間の脳の深い部分にある。人類の祖先は、森から地上に降りた後も、静かになるどころか大集団で歌い始め、リズムを一致させる調和したグループ歌唱を発達させた。和声で合唱すると、様々な倍音がぶつかり合うことで響きが大きくなる。類人猿には性別による声域の大きな違いはないが、人間の男女間には大きな違いがあるのは、男性の低い声が肉食獣を追い払うのに役立ったためと考えられる。リズムを統一することによって、その集団の戦闘への統一と決意を表す強いメッセージを敵に伝え、集団のメンバーに強い連帯感を生み出す。 石は2つの目的で用いられた。2つの石を打ち合わせて大きな音を出すことによって威嚇し、攻撃が差し迫った場合はそれを肉食獣に向けて投げつけた。 歌は肉食獣の脅威から身を守っただけでなく、その獲物を横取りすることにも使われたと言う。原人たちは、ライオンが狩猟を終えると、その群れに近づき、集団でリズムをとりながら大声で叫び、地面を踏み鳴らし、手拍子を打ち、石を投げて獲物を奪い取った。ライオンの祖先は500万年前にアフリカのサバンナに現れ、200万年前にアフリカから世界に広がり、更新世後期に最も生息域が広がった点で、人類と共通している。人類は草食獣の移住の後を追ったのではなく、草食獣を追ったライオンを追ったのではないかと著者は推測している。 非常に興味深い説だが、解説の岡ノ谷一夫によると、威嚇としての音声は、進化的には維持されにくいことがわかっているとのこと。
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「嘘と正典」で音楽が貨幣として使われていた物語があり、音楽ってなんで存在するのだろう?と思って、出会ったのがこの本。地上に住む動物で歌うのは人間だけというのは驚き。進化の過程で音楽が必要になった理由や、その発展を知ることができ、とても面白かった。
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