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大航海時代の日本人奴隷 アジア・新大陸・ヨーロッパ 中公叢書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2017/04/01 |
JAN | 9784120049781 |
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大航海時代の日本人奴隷
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商品レビュー
4.2
8件のお客様レビュー
今まで考えてた奴隷のイメージとは違っていた。奴隷にも商品価値があること。豊後の例にあるが、様々な境遇で奴隷になったこと。16世紀の時点で世界の様々な港で日本人のコミュニティがあったこと。世界へ売られて行った。異国の地で果てて行った彼らの人生を考えると感慨深い。
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秀吉が禁教令を出したのは日本人が奴隷として売られていることも一因だ、というのは近年になって知った。 海を渡った彼らがどうなったたのか知りたくなったが、資料がとても少ないそう。 その歴史を作った側のポルトガル人が研究しているというのも興味深い。 年季奉公の契約だが西洋にはその概念...
秀吉が禁教令を出したのは日本人が奴隷として売られていることも一因だ、というのは近年になって知った。 海を渡った彼らがどうなったたのか知りたくなったが、資料がとても少ないそう。 その歴史を作った側のポルトガル人が研究しているというのも興味深い。 年季奉公の契約だが西洋にはその概念がないので終身奴隷となってしまったケースが多いそう。 幼い奴隷は使役するためではなく教育することが社会的ステイタスで、いずれも渡航の際に受洗する。 信仰のために海を渡った者もいれば、日本に居場所がなくなったから海外に出た者もいる(たいていそういう者は無頼漢となる)。 マカオを中心としたポルトガルの当時のアジア貿易(奴隷を含む)と世界の動きが垣間見える。 記録に残らなかった中には過酷な運命を歩んだ者もいるだろう。 実際の本の一部を翻訳したものだそうで、今後の刊行も期待したい。
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多くの日本人が南蛮貿易で奴隷として海外に送り出されていたことはあまり知られていません。奴隷制はキリスト教義に親和性があり制度的に容認され、聖職と商人の協業により世界中に送り出されるシステムを生みました。その数、南蛮船1隻当り数百人、推定総数は数万人に上ります。本書ではポルトガルの...
多くの日本人が南蛮貿易で奴隷として海外に送り出されていたことはあまり知られていません。奴隷制はキリスト教義に親和性があり制度的に容認され、聖職と商人の協業により世界中に送り出されるシステムを生みました。その数、南蛮船1隻当り数百人、推定総数は数万人に上ります。本書ではポルトガルの奴隷取引ネットワークの拠点を中心にマカオ・フィリピン・ゴア・メキシコ・ペルーから本国ポルトガルやスペインの記録に現れた日本人奴隷を紹介しています。年季奉公として安価に買い、終身奴隷とすり替え高値で転売する狡猾な奴隷商人が紹介されるなど憤りを覚える場面が多くあります。一方、積出元の日本の研究はどうなっているのでしょう。特に、積出港長崎の文献や研究が待たれます。
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