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にんじん 光文社古典新訳文庫
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にんじん 光文社古典新訳文庫

ジュール・ルナール(著者), 中条省平(訳者)

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にんじん 光文社古典新訳文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2017/04/11
JAN 9784334753511

にんじん

¥330

商品レビュー

3.4

13件のお客様レビュー

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2024/08/04

大昔にくもんで読んだ記憶。 読み直しても母親はやはり胸糞悪い。父はわりとまともで、兄弟はそこまで悪気ないようにも見える。 にんじんが100%被害者で正しいということもないのはリアルかも。 大人になって読むと、解説にもある通り母親がこうなった背景(多忙な夫とのすれ違い?)も考えてし...

大昔にくもんで読んだ記憶。 読み直しても母親はやはり胸糞悪い。父はわりとまともで、兄弟はそこまで悪気ないようにも見える。 にんじんが100%被害者で正しいということもないのはリアルかも。 大人になって読むと、解説にもある通り母親がこうなった背景(多忙な夫とのすれ違い?)も考えてしまう

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2024/08/02

全くこの作品について前知識がなかったが、思ったよりにんじんに対する周りの扱いは酷かった。 コンビニ人間の著者・村田沙耶香がこの本を読んで幼少期救われたと言っていたので興味を持ったが、確かににんじんも諦めているどうしようもない日々の話に、著書と似たようなものを感じる。 特に母親が...

全くこの作品について前知識がなかったが、思ったよりにんじんに対する周りの扱いは酷かった。 コンビニ人間の著者・村田沙耶香がこの本を読んで幼少期救われたと言っていたので興味を持ったが、確かににんじんも諦めているどうしようもない日々の話に、著書と似たようなものを感じる。 特に母親が、にんじんと他の兄弟との扱い・態度が全く異なることが一番酷く感じる。 そしてあまり干渉しない父親。 訳者のあとがきにて、著者・ルナールの日記を引用した、著者の母親や父親観に関する話があり、とても参考になった。 赤毛のアンなどでも“にんじん!にんじん!“と毛が赤いので馬鹿にする場面があるが、今後そうゆう場面でにんじんが使われる度にこの本を思い出して複雑な気持ちになりそうだ。 あとがきでも解説されているように、文章に余分な描写がなく、淡々としたところもある。それが尚更、にんじんの不遇とそれに対する対応が日常の現実的なものとして感じる。

Posted by ブクログ

2024/06/08

百年文庫で『フィリップ一家の家風』がよかったのでこちらも読んでみた。「にんじん」と呼ばれる少年の成長物語とのことで、多少はほのぼのしたものを何となく予期していたのだがとんでもない。登場人物全員悪人、とまでは言わないが、けっこうアクのある小説だった。飾り気のないスケッチ的な文体がそ...

百年文庫で『フィリップ一家の家風』がよかったのでこちらも読んでみた。「にんじん」と呼ばれる少年の成長物語とのことで、多少はほのぼのしたものを何となく予期していたのだがとんでもない。登場人物全員悪人、とまでは言わないが、けっこうアクのある小説だった。飾り気のないスケッチ的な文体がそのアクを引き立てている。しかし訳は岸田國士のほうが味があるかな。それにしても家族というもののむずかしさよ

Posted by ブクログ

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